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2019年02月13日 Vol.343

food & drink

Neverland Diner 二度と行けないあの店で 54『父と煮込みとバヤリース』とみさわ昭仁(ライター)

東京は森下町に、その店はある。もつ煮込みの名店として、いまも連日大賑わいで営業を続けている。だけど、ぼくが行きたかったあの店は、もうそこにはない。ぼくが生まれ育ったのは千歳町という町。墨田区の下端にあって江東区と接するところ。そこに親戚のおじさん(吉田佐吉似)が経営する運送屋があり、父はそこのトラックドライバーだった。会社のすぐ裏には木造一軒家の社宅があり、ぼくら一家はそこを借りて住んでいた。父は夕方に仕事を終えると、まずは銭湯へ行って汗を流す。それから帰宅して夕飯を……と言いたいところだが、無類の酒好きなのでまっすぐ帰宅することはせず、近くの酒場で一杯引っ掛けるのを日課にしていた。その間に母が夕飯の支度をする。いい頃合いで父を呼びに行くのは、ぼくの役目だ。

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art

高知でニューペインティング遍路

先週は第二次大戦前のモボ・モガ時代から2018年の新作まで、およそ90年間にわたる昭和・平成時代の日本美術をユニークな視点でまとめなおした『Oh!マツリ☆ゴト 昭和・平成のヒーロー&ピーポー』(兵庫県立美術館)を紹介した。今週は高知県立美術館で開催中の『ニュー・ペインティングの時代』と、神戸ファッション美術館で開催中の『コレクション展 平成のファッション1989.1.8−2019.4.30』にご案内する。1980年代の前半、それまでのアート業界とはまったく異なる場所から生まれてきた「ニューペインティング」と総称されるムーヴメントが、それ以降のアート・シーンを一変させてしまったのはご存じのとおり。実は高知県美は欧米のニューペインティング期のかなり充実したコレクションを所蔵していて、本展も借り物は1点もなく、すべて館蔵作品。21点の大作が展示される今回は、その久々の揃い踏みということになる。

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fashion

平成のファッションとはなんだったのか

先週の兵庫県立美術館や芦屋市立美術館など、神戸周辺には美術ファンにおなじみのミュージアムがいくつもあるが、本メルマガで何度か取り上げてきたのが六甲アイランドにある神戸ファッション美術館。一般的な観光スポットとは言えないながらも、なかなか挑戦的な企画展をいくつも開催してきた・・・のだけれど、去年は美術館の入る神戸ファッションプラザがオーナー企業の市税滞納でほぼ廃墟化してしまったり、運営管理が神戸市から神戸新聞の関連事業体に移管されて、なんとなく微妙な展覧会が増えたりと、厄年っぽい雰囲気が漂っていた。いまもメインの企画展は『息を呑む繊細美 切り絵アート展』という・・・いや、切り絵は別にいいんですけど、それファッションなんですか?と突っ込みたくなるが、切り絵ファンで賑わう展示会場の奥、収蔵コレクション展示室ではいま『平成のファッション展』を開催中。その意欲的な構成に学芸員の意地を見た(涙)のは僕だけかもしれないけれど、切り絵展から出口にいたる途中にコレクション展もあるので、切り絵ファンの中年女性グループが「あら、懐かしい!」と立ち止まったりして、ちょっといい雰囲気。

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travel

Back in the ROADSIDE USA 96 Big Texan Steak Ranch, Amarillo, TX

インターステート40号線沿いに走ると、「72オンスのステーキがタダ!」と大書されたビルボードが、やたら目につく。その下に小さく書かれた「1時間以内に食べきれたら」という注意書きまでは読めないのだが。アマリロ郊外に巨大な店を構える『ビッグ・テキサン・ステーキ・ランチ』は、アメリカ中の肉好きに知られた有名店だ。メインのレストランのほか西部劇ふうのモーテルを備え、夏のシーズンにはカントリー&ウェスタンのショーも頻繁に開かれる。2階の一角には、ハリウッド映画のコスチュームや小道具を集めた「ハリウッド・ミュージアム」まで店を開いている。

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art

波磨茜也香のおんなのこ散歩 第1回 携帯をいじる女子高生

「お前らと俺は感性が違うんだよ! 俺は情緒派なの!」高校生時代、日本史講師兼、鉄道研究部顧問のT先生が授業中に放った一言。「バカなお前らに説明してやろう、鉄ヲタたるもの車両を写真で撮ったり、音録音したり、車両のつなぎ目どーのとかそれだけじゃねえんだよ。俺はな、たとえば地方の無人駅みたいなところに行って、その日の天気から現地の電車を取り囲む風景もその土地の歴史もひっくるめて俯瞰して電車を楽しむんだよ。それを情緒って言うの!」

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2019年02月06日 Vol.342

food & drink

Neverland Diner 二度と行けないあの店で 53『限りある時間を慈しむ』ヴィヴィアン佐藤(ドラァグクイーン、美術家)

「二度と行けないあの店」は山のようにある。むしろもう行けないお店のほうが人生においてはるかに多いはず。店が潰れてしまったり再開発で立ち退かされたり。店主やスタッフが亡くなったりどこか行ってしまったり。色々理由はある。いやむしろもう物理的に行けなくなって、店は初めて完成されるのかもしれない。「殿堂入り」というような。

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art

昭和・平成のヒーロー&ピーポーたちへ

平成の終わりが近づいてきて、いろんな分野で平成をふりかえる企画が目立っている。数年間の準備期間を要する美術館の展覧会にも、ちょうどタイミングを合わせたかのような企画展が重なっていて(まさか学芸員諸氏がこの展開を予測していたわけではなかろうが)、今週来週と2回にわたって3つの展覧会を紹介したい。まずはいま、たぶん現代美術ファンがいちばん気になっているであろう兵庫県立美術館で開催中の『Oh!マツリ☆ゴト 昭和・平成のヒーロー&ピーポー』から。第二次大戦前のモボ・モガ時代から2018年の新作まで、およそ90年間にわたる昭和・平成時代の日本美術を「ヒーロー&ピーポー」という斬新な枠組みで捉え直したこの展覧会。

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travel

Freestyle China 即興中国 緊縛する私たち:写真家・許曉薇(シュウ・ショウウェイ)(写真:許曉薇 文:吉井忍)

今世紀に入ったばかりの数年間、台北にいた。「治安がいい」、「人が優しい」、「食べ物が安くて美味しい」人気の街で楽しい日々を送っていたはずなのだが、なぜか思い出せるのは、あっけらかんとした人々の裏側に性が迷走する細切れの風景ばかりだ。最初に滞在した宿の近くにあった二二八和平公園(ハッテン公園として有名)、日本のプロレス試合と『ギルガメッシュNIGHT』を流しつづけるケーブルテレビ局「Zチャンネル」(ブレイク当時の飯島愛さんとTバック!)、最高学府である台湾大学にほど近いLGBT向けの「晶晶書店」(ゲイコミュニティを描写した小説『孽子』※とはここで出会った)、街角の本屋にさりげなく置かれたレインボーグッズ、裏通りの壁に貼られた「ベトナムに行ってお嫁さんを買おうツアー」のポスター、そして1年以上住んでいた汚いホテルで夜な夜な聞こえてくるフィリピン人女性の喘ぎ声。

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photography

顔ハメ看板ニストふたたび

「顔ハメ看板ニスト」塩谷朋之(しおや・ともゆき)さんに出会ったのは2015年のこと。その年の9月9日号で『穴があればハメてきた――顔ハメ看板ハマり道』と題して、そのころすでに顔ハメ歴数年のキャリア、作品数にして約2200点という顔ハメ看板写真コレクションを紹介した。中学でヤン・シュヴァンクマイエルと出会って映画の道を目指し、カリフォルニア・オークランドでパンクに浸っていた塩谷さんが、なぜに顔ハメにハマり、通勤カバンにもカメラと三脚を常備するまでになったかは、アーカイブから記事を読んでいただきたいが、その塩谷さんがこのほど久しぶりの写真展『顔ハメ看板ニスト 塩谷朋之「15年目の顔ハメ写真展』を開く。前回が2013年だったから、6年ぶりの写真展ということになる。

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photography

消され者たちの歌

「垢BAN」という言葉にビクッと反応してしまったら、それはSNSのヘヴィユーザーである証だ。垢BAN=アカウントban(禁止)、すなわち投稿内容が運営会社の規約に抵触して、警告、投稿削除、そしてアカウント凍結とペナルティが課せられることを意味する。ツイッター、フェイスブック、インスタグラムなどそれぞれ基準は微妙にちがえど、SNSを舞台に主張や作品を発信しているユーザーにとっては、当然ながらかなりの打撃となる。実は本メルマガもかつてフェイスブックの投稿が削除されたり、メルマガそのものに(おそらく)不穏当な単語が含まれるといった理由で購読者の手元に届かないといったトラブルを経験しているが、性的な表現を追求するアーティストにとってはいまや、日々が垢BANとの闘いともいえる。今月11日から神田のギャラリーCORSOで開催される『私たちは消された展 ―凍結削除警告センシティブな内容を含みます―』は、垢BANを食らった写真家9人と画家1人、計10人のアーティストによるユニークなグループ展なのだ。

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2019年01月23日 Vol.341

food & drink

Neverland Diner 二度と行けないあの店で 52『今はなき広島文化の最深部』YOSHI YUBAI(写真家)

2012年の夏、長崎へ移住するつもりで当時働いていた屋形船の仕事をほっぽり投げて浅草を飛び出した。ゲストハウスを拠点に一年くらい長崎をプラプラしながら写真を撮る・・・つもりが気がつけば、広島に不時着。まずはじめに待ち受けていたのは、当時駅前にあった純喫茶のウィンドー。さりげなく金正日と小泉純一郎が握手している写真が・・・。なんとも強烈な洗礼でしたが、駅前の愛友市場もいい感じだし、地元の福山までも電車で一本。さらに駅から徒歩5分、猿猴川沿いに家賃3万5千円で2DK、小汚いけど快適そうな部屋を見つけたので広島に住み着くことにした。

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travel

慈雲閣――香港スピリチュアル・トリップ

世界屈指の観光都市であるにもかかわらず、珍スポットという面では意外に物件が乏しいのが香港。名高いタイガーバームガーデンは2000年に閉鎖、伝説の九龍城砦も1993~94年に取り壊され、いまは公園になっている。そんななかで珍寺マニアによく取り上げられているのが、九龍半島サイドにある「慈雲閣」。尖沙咀(チムシャーツイ)から一路北上、九龍城砦跡の公園あたりを過ぎて、約1時間の路線バス旅で慈雲山麓の慈雲閣に到着する。なかなか険しい山腹と、いかにも香港らしい高層マンション群に挟まれた慈雲閣は、道路に面した門から延々と階段を上り、神像が並ぶ中2階の見晴らし台「古国神廊」を経て2階に至る。オープンテラスからは九龍の市街が一望。そして大小さまざまの祈りの場が設けられ、奥には3階に続く階段を兼ねた、18層の地獄が展開する「地獄めぐり」ジオラマ。そして今度は3階から降りていく途中の中3階的なフロアに、おびただしい骨壺が壁面を埋め尽くす納骨堂があるという動線だ。

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photography

中国ラブドール製造工場訪問記

2018年4月18日号「ラブドール王国の宮廷写真家」で特集したSAKITAN。大阪をベースにラブドールの写真を撮ってはSNSにアップしたり、自費出版写真集をすでに数冊発表している、ラブドール・ピンナップのエキスパートだ。やはり2018年11月28日号で掲載した吉井忍さんの「Freestyle China 即興中国」の中国ラブドール写真コンテストで、SAKITAN氏が審査員のひとりとして日本から招かれたことが記事中で触れられていたが、コンテストのあとに広東省へと足を延ばし、いまや世界のラブドール市場を席巻しつつある中国ラブドール・メーカー2社の本社工場を見学、その様子を新たな写真集としてリリースしたばかり。ちょうど年末の冬コミ出店のために上京したSAKITAN氏をつかまえ、お話を聞かせてもらうことができた。中国の新興メーカーがどんなドールを作っているのかは、各社のwebサイトを見ればわかるけれど、どんなふうにドールを作っているのかは、なかなか見ることができないはず。写真と共に、インタビューをお楽しみいただきたい。

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travel

Back in the ROADSIDE USA 95 National Museum of American History, National Mall, Wahington DC

ワシントンを訪れる日本人観光客のほとんどは、スミソニアンがお目当てなのではないだろうか。美術、科学、歴史とあらゆる分野で、全米はもとより世界最高峰のコレクションを誇る、一大ミュージアム群である。その中でも足を向ける日本人が比較的少ないのが、アメリカン・ヒストリー・ミュージアム(国立アメリカ歴史博物館)。その名のとおり開拓時代から現在までの波乱に満ちたアメリカ史を、貴重な資料によって辿る歴史博物館だ。アメリカ史に親しんでいないと楽しめないと思われがちだが、昔懐かしいスタイルのジオラマが各所に散りばめられた展示スタイルは、気軽に見て回るだけでも価値あり。歴代ファーストレディ(大統領夫人)のドレス展示にうっとりのおばさんもいれば、黒人差別の歴史フロアで動かなくなるヒップホップにいちゃんもいたりと、客層もバラエティに富んでます。

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travel

赤線酒場×ヤミ市酒場 ~盛り場のROADSIDERS~ 第4回 北海道釧路市(文・写真:渡辺豪+フリート横田)

第4回は首都圏から離れ、北の大地・北海道へ。釧路市、人口約17万。道内自治体の人口順位で第5位。1981年に23万人のピークを迎えた釧路市の人口は、微減傾向が長年続き、2018年ついに苫小牧市の人口を下回り、第5位に転落してしまった。 かつてアイヌの地だった釧路の近代化は、明治19年に安田善次郎がアトサヌプリ(硫黄山)から産出する硫黄の輸送を目的として、釧路鉄道(道内2番目の鉄道路線)を敷設開始したことに始まると言われる。 明治32年には釧路港が開港し、さらなる発展を遂げる。かつては漁業が盛んだっただけでなく、炭鉱、製紙業も勢いがあり、当然街には大勢の男たちが汗を流していた。街には彼らを癒す盛り場があったわけだが、現在はどうなっているのか? 早速北国の夜へと入ってゆこう。道東の黄昏地帯、釧路を飲み歩く。

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BOOKS

ROADSIDE LIBRARY vol.005
渋谷残酷劇場(PDFフォーマット)

プロのアーティストではなく、シロウトの手になる、だからこそ純粋な思いがこめられた血みどろの彫刻群。

これまでのロードサイド・ライブラリーと同じくPDF形式で全289ページ(833MB)。展覧会ではコラージュした壁画として展示した、もとの写真280点以上を高解像度で収録。もちろんコピープロテクトなし! そして同じく会場で常時上映中の日本、台湾、タイの動画3本も完全収録しています。DVD-R版については、最近ではもはや家にDVDスロットつきのパソコンがない!というかたもいらっしゃると思うので、パッケージ内には全内容をダウンロードできるQRコードも入れてます。

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ROADSIDE LIBRARY vol.004
TOKYO STYLE(PDFフォーマット)

書籍版では掲載できなかった別カットもほとんどすべて収録してあるので、これは我が家のフィルム収納箱そのものと言ってもいい

電子書籍版『TOKYO STYLE』の最大の特徴は「拡大」にある。キーボードで、あるいは指先でズームアップしてもらえれば、机の上のカセットテープの曲目リストや、本棚に詰め込まれた本の題名もかなりの確度で読み取ることができる。他人の生活を覗き見する楽しみが『TOKYO STYLE』の本質だとすれば、電書版の「拡大」とはその密やかな楽しみを倍加させる「覗き込み」の快感なのだ――どんなに高価で精巧な印刷でも、本のかたちではけっして得ることのできない。

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ROADSIDE LIBRARY vol.003
おんなのアルバム キャバレー・ベラミの踊り子たち(PDFフォーマット)

伝説のグランドキャバレー・ベラミ・・・そのステージを飾った踊り子、芸人たちの写真コレクション・アルバムがついに完成!

かつて日本一の石炭積み出し港だった北九州市若松で、華やかな夜を演出したグランドキャバレー・ベラミ。元従業員寮から発掘された営業用写真、およそ1400枚をすべて高解像度スキャンして掲載しました。データサイズ・約2ギガバイト! メガ・ボリュームのダウンロード版/USB版デジタル写真集です。
ベラミ30年間の歴史をたどる調査資料も完全掲載。さらに写真と共に発掘された当時の8ミリ映像が、動画ファイルとしてご覧いただけます。昭和のキャバレー世界をビジュアルで体感できる、これ以上の画像資料はどこにもないはず! マンボ、ジャズ、ボサノバ、サイケデリック・ロック・・・お好きな音楽をBGMに流しながら、たっぷりお楽しみください。

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ROADSIDE LIBRARY vol.002
LOVE HOTEL(PDFフォーマット)

――ラブホの夢は夜ひらく

新風営法などでいま絶滅の危機に瀕しつつある、遊びごころあふれるラブホテルのインテリアを探し歩き、関東・関西エリア全28軒で撮影した73室! これは「エロの昭和スタイル」だ。もはや存在しないホテル、部屋も数多く収められた貴重なデザイン遺産資料。『秘宝館』と同じく、書籍版よりも大幅にカット数を増やし、オリジナルのフィルム版をデジタル・リマスターした高解像度データで、ディテールの拡大もお楽しみください。
円形ベッド、鏡張りの壁や天井、虹色のシャギー・カーペット・・・日本人の血と吐息を桃色に染めあげる、禁断のインテリアデザイン・エレメントのほとんどすべてが、ここにある!

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ROADSIDE LIBRARY vol.001
秘宝館(PDFフォーマット)

――秘宝よ永遠に

1993年から2015年まで、20年間以上にわたって取材してきた秘宝館。北海道から九州嬉野まで11館の写真を網羅し、書籍版では未収録のカットを大幅に加えた全777ページ、オールカラーの巨大画像資料集。
すべてのカットが拡大に耐えられるよう、777ページページで全1.8ギガのメガ・サイズ電書! 通常の電子書籍よりもはるかに高解像度のデータで、気になるディテールもクローズアップ可能です。
1990年代の撮影はフィルムだったため、今回は掲載するすべてのカットをスキャンし直した「オリジナルからのデジタル・リマスター」。これより詳しい秘宝館の本は存在しません!

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捨てられないTシャツ

70枚のTシャツと、70とおりの物語。
あなたにも〈捨てられないTシャツ〉ありませんか? あるある! と思い浮かんだあなたも、あるかなあと思ったあなたにも読んでほしい。読めば誰もが心に思い当たる「なんだか捨てられないTシャツ」を70枚集めました。そのTシャツと写真に持ち主のエピソードを添えた、今一番おシャレでイケてる(?)“Tシャツ・カタログ"であるとともに、Tシャツという現代の〈戦闘服〉をめぐる“ファッション・ノンフィクション"でもある最強の1冊。 70名それぞれのTシャツにまつわるエピソードは、時に爆笑あり、涙あり、ものすんごーい共感あり……読み出したら止まらない面白さです。

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圏外編集者

編集に「術」なんてない。
珍スポット、独居老人、地方発ヒップホップ、路傍の現代詩、カラオケスナック……。ほかのメディアとはまったく違う視点から、「なんだかわからないけど、気になってしょうがないもの」を追い続ける都築響一が、なぜ、どうやって取材し、本を作ってきたのか。人の忠告なんて聞かず、自分の好奇心だけで道なき道を歩んできた編集者の言葉。
多数決で負ける子たちが、「オトナ」になれないオトナたちが、周回遅れのトップランナーたちが、僕に本をつくらせる。
編集を入り口に、「新しいことをしたい」すべてのひとの心を撃つ一冊。

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ROADSIDE BOOKS
書評2006-2014

こころがかゆいときに読んでください
「書評2006-2014」というサブタイトルのとおり、これは僕にとって『だれも買わない本は、だれかが買わなきゃならないんだ』(2008年)に続く、2冊めの書評集。ほぼ80冊分の書評というか、リポートが収められていて、巻末にはこれまで出してきた自分の本の(編集を担当した作品集などは除く)、ごく短い解題もつけてみた。
このなかの1冊でも2冊でも、みなさんの「こころの奥のかゆみ」をスッとさせてくれたら本望である。

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独居老人スタイル

あえて独居老人でいること。それは老いていくこの国で生きのびるための、きわめて有効なスタイルかもしれない。16人の魅力的な独居老人たちを取材・紹介する。
たとえば20代の読者にとって、50年後の人生は想像しにくいかもしれないけれど、あるのかないのかわからない「老後」のために、いまやりたいことを我慢するほどバカらしいことはない――「年取った若者たち」から、そういうスピリットのカケラだけでも受け取ってもらえたら、なによりうれしい。

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ヒップホップの詩人たち

いちばん刺激的な音楽は路上に落ちている――。
咆哮する現代詩人の肖像。その音楽はストリートに生まれ、東京のメディアを遠く離れた場所から、先鋭的で豊かな世界を作り続けている。さあ出かけよう、日常を抜け出して、魂の叫びに耳を澄ませて――。パイオニアからアンダーグラウンド、気鋭の若手まで、ロングインタビュー&多数のリリックを収録。孤高の言葉を刻むラッパー15人のすべて。

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東京右半分

2012年、東京右傾化宣言!
この都市の、クリエイティブなパワー・バランスは、いま確実に東=右半分に移動しつつある。右曲がりの東京見聞録!
576ページ、図版点数1300点、取材箇所108ヶ所!

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東京スナック飲みある記
ママさんボトル入ります!

東京がひとつの宇宙だとすれば、スナック街はひとつの銀河系だ。
酒がこぼれ、歌が流れ、今夜もたくさんの人生がはじけるだろう、場末のミルキーウェイ。 東京23区に、23のスナック街を見つけて飲み歩く旅。 チドリ足でお付き合いください!

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