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2018年12月05日 Vol.334

movie

映画美術監督・木村威夫の時代

人生でいちばん映画を観たのは浪人時代だった。もっとも受験科目の少ない私立文系コースを選んで(たった2教科だった)、午前中に予備校が終わるとそのまま名画座に直行。たしか1年間で通算300本以上は観たはずで、なかでもハマったのが今はなき大井武蔵野館。昭和30年代のB級日本映画のおもしろさを教えてくれたのが、この場末の名画座で過ごした長く幸せな平日午後の時間だった。クロサワでもミゾグチでもなくて、何本観ても同じようなプログラム・ピクチャーに、どうしてあんなに夢中になったのだろう。それは作品としての完成度ではなくて、1時間半の映像に籠められた時代の空気や匂いに酔ったのかもしれない。70年代のそのころ、すでにまったく時代遅れだった映像空間には、いかにもな役ばかりを演じる男優と女優がいて、最初の5分で予測できてしまうような筋書きと、現実にはとても口にできないような決め決めの台詞があって、そういう「あらかじめできあがった世界観」を支えていたのがあの時代の、あの手の映画特有の映画美術だった。そして僕はそこで、いまだにいちばん尊敬する映画美術監督・木村威夫を知ることになった。

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travel

ディープ・コリアふたたび 21 道高温泉~ソウル(画・写真・文:幻の名盤解放同盟)

タイム・ホテルの裏通りには小さいながら繁盛しているカルビ屋などもあり、それなりに新しい道高のもうひとつの顔(といっても極狭い)になりつつあるのかもしれないが、もともと静かでぼーっとした温泉村なのだから夜は地味である。コーヒー屋は、それでも新築の中型~大型の間ぐらいの店があった。そこは1階がコーヒー屋で上の数階が歌飲食店という作りだったが、店に客はいなかった。夏休みのピークともなればもっと人は増えるのだろうか。浴場だけでなく、大プールもできたことだし、パラダイス・スパのおこぼれで皆なんとかなるのだろう。と思いつつ、たとえば28年前の道高温泉と現在の道高温泉は確かに流れの中でひとつの場所であるのだろうが、我々にはそれが、2018年の現状に立ってみて納得がいくようでいかないようでやはりしっくりこない。かつての道高温泉は一度終わった、といわれたほうが気持ちは多少静まる。

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photography

つめたくてあたたかい浴槽

たとえば「道に寝てる酔っ払い」とか「田舎の案山子」とか、ひとつのテーマをしつこく追い続ける写真家を、このメルマガではいろいろ紹介してきた。2014年10月22日号「浴槽というモノリス」で特集した牧ヒデアキさんは、路傍にうち捨てられたポリやステンレスの浴槽をしつこく撮っている「浴槽写真家」だ。牧さんは1971年生まれ。三河湾に面した愛知県西尾市で、建築設計の仕事をしながら、2009年から写真を撮っている。これまで何度か展覧会を重ね、小冊子をつくり、とうとう自費出版で写真集『浴槽というモノリス』を発表することになった。届いた写真集はA5サイズの小ぶりなサイズ、しかしポリ浴槽そのものの淡いブルーに丸く落とした角(何冊か重ねると浴槽のように見える!)、そして浴槽に溜まったお湯のように、表紙の写真にブルーの枠が糊付けされているという凝った造本だった。

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travel

Back in the ROADSIDE USA 91 New England Pirate Museum, Salem, Massachusetts

ボストンの北側に位置するセイラムを中心とした海岸線の一帯は、17世紀後半には「黄金海岸」と呼ばれ、海賊たちが跋扈していた。いったいどれくらいの船が沈められ、人が殺されたのか定かではないが、ここ数年だけでもマサチューセッツ沖合で、3千万ドル以上にのぼる財宝が海中から発見されたという。ニューイングランド・パイレート・ミュージアムは、大西洋を舞台にアメリカ、ヨーロッパ入り乱れて繰り広げられた海賊たちの戦いと冒険の物語を、ジオラマによって再現したユニークな展示館。もちろん海賊姿に扮装した威勢のいいガイドが、1シーンずつ丁寧かつ大げさに解説してくれる。

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book

2千体のソフビ宇宙!

2017年11月1日号『ソフビになったホームレス』で特集したソフビ作家デハラユキノリの初作品集『DEHARA』が今年7月末に発行された。たいへん紹介が遅くなってしまったが、内容の抜粋をいただいたので、ここでご覧いただく。デハラユキノリは1974年高知市生まれ、フィギュアイラストレーターとしてデビューしたあと、ソフビを手がけるようになってもう20年近く。コンスタントに年間300体ほどをつくっているというので、これまで生み出したフィギュアの総計が約6,000体! 初作品集となる『DEHARA』にはそのうち約2,000体のフィギュアとソフビが、オールカラー312ページに詰め込まれた渾身の大作。これだけの数が集まると、もはやソフビの肌を持つ新種の生きもの図鑑のようにも見えてくる。

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2018年11月28日 Vol.333

book

アーカイヴ:ヴォーン・オリバーと音の夢

ヴォーン・オリバーとは80年代のどこかで、大竹伸朗くんの紹介で会ったのが最初だった。すでに4ADでの仕事は見ていたので、それはすごくうれしい出会いだったし、1993年には現代美術全集「アートランダム」のスピンオフ企画である「ARM=アートランダム・モノグラフ」の一冊として、大竹伸朗xヴォーン・オリバーの共作『東京サンショーウオ アメリカ夢日記1989』という、たいへんぜいたくな本を編集することもできた(京都書院刊、僕がしたのはやり取りの交通整理ぐらいだったが)。ヴォーン・オリバーの作品をまとめた本はこれまで数冊発表されているが、この10月には決定版ともいえる『Vaughan Oliver: Archive』が2冊組ボックスセットとして、ロンドンのユニット・エディションズから刊行された。ずいぶん前に刊行のためのキックスターター・サイトが立ち上がって、それから長い制作期間を経ての、待望のリリースである。今回はその刊行を記念して、内容の詳しい紹介と、大竹伸朗によるトリビュートの文章をお送りする。『Archive』は限定900部。興味を持たれた方は、急ぎ出版社サイトに注文していただきたい。

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travel

Freestyle China 即興中国 ラブドールと作る世界観・中国の愛好家たち(写真:コンテスト参加者のみなさま 文:吉井忍)

少し前に武漢でセックスミュージアムを取材させていただいた際、様々な展示物の中で特に印象的だったのが入り口近くに置かれていたラブドールだった。確かに、これも「文化」であり後世への遺産となるものだなと気づいた次第。この時に都築編集長より中国ラブドール業界のオモシロ事例をご教示いただき、いつか書いてみたいとぼんやり思っていた折、今度は中国で初のラブドール写真コンテストがあると聞いて興味炸裂! さっそく主催側に連絡してみたところ、とても好意的に対応していただいた。今回はこの写真コンテスト「娃娃撮影大賽」を中心に、中国のラブドール愛好家たちが繰り広げるストーリーの数々をご紹介したいと思う。

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travel

赤線酒場×ヤミ市酒場 ~盛り場のROADSIDERS~ 第3回 神奈川県横須賀市(文・写真:渡辺豪+フリート横田)

第3回に訪れた地は、戦前は日本海軍の拠点、戦後は米軍、自衛隊の基地の街としてにぎわった軍都・横須賀。軍隊あるところ必ず歓楽街あり。今回のゲストはそんなテーマにふさわしいノンフィクション作家にご登場いただいた。「黄金町マリア」等の著作で知られる、八木澤高明氏。いま日本全国の「軍都と色町」をテーマに聞き取りを進める氏は、横須賀の酒場で、何を語るのか? 今回降り立ったのは神奈川県横須賀市。JR横須賀駅の眼前に拡がる港湾には、米軍横須賀基地に寄港する駆逐艦や空母が停泊し、ドブ板通りなど、アメリカナイズされた街が今も多くの観光客を引き寄せている。横須賀の発展は幕末に建設された横須賀製鉄所から始まり、明治17年には横須賀鎮守府が設置、昭和に入ると帝国海軍の一大拠点となった。現在は、アメリカ軍や自衛隊が駐留し、横須賀は関東を代表する「軍都」でもある。今回のゲストはノンフィクション作家・写真家の八木澤高明氏。八木澤氏は軍都と遊廓の繋がりに関心を寄せているという。

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travel

Back in the ROADSIDE USA 90 The Paper House, Rockport, Massachusetts

ボストンから約1時間、観光漁港としてにぎわうロックポートのはずれ、ピジョンコーヴと呼ばれる小さな入り江を見下ろす丘に、ペーパー・ハウスがある。その名のとおり「紙でできた家」、正確に言えば10万部以上の新聞紙を使って建てられた家なのだ。エリス・ステンマンという機械技師が、ロックポートに夏の家として建てたこの家。1922年に思いついてから、なんと20年間以上の時間を費やして作られたというペーパー・ハウスは、新聞紙を使い、しかもその新聞が「読めるように」デザインされたという恐るべき手業の集積である。

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2018年11月21日 Vol.332

design

だれも知らなかった土方重巳

阪神間モダニズム、という言葉をご存じだろうか。大正から昭和初期にかけてのモダニズム文化のなかで重要な役割を果たした大阪と神戸の間の高級住宅地――いまで言う尼ヶ崎、西宮、芦屋市あたり――で育まれた、オシャレでありながら品の良いライフスタイル。いまでもなんとなくその名残が漂っている気もする香櫨園の住宅街にある西宮市大谷記念美術館で、いま『グラフィックデザイナー土方重巳の世界』を開催中だ。土方重巳という名前には、よほどデザイン史に詳しいひとでないと親しみがないかもしれないけれど、その作品には昭和の時代に育った日本人ならだれもが親しんでいるはず。そういう「知られざるトップ・デザイナー」の、これは貴重な回顧展である。

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art

バッドアート美術館、まさかの東京展!

「ボストン美術館の至宝展」が去年東京都美術館で始まって、名古屋展で閉幕したのはまだこの夏のことだけれど、世界的なコレクションを誇るボストン美術館がボストン美術界の頂点とするならば、ボストン美術界の最底辺(笑)に位置するのがミュージアム・オブ・バッド・アート=略称「MOBA」。モマじゃなくてモバね。しかしこんなものまで・・・とニュースを聞いて絶句したのが、明日11月22日から東京ドームシティのギャラリー・アーモで始まる「バッドアート美術館展」。本気でしょうか・・・。「ROADSIDE USA」でボストン郊外デダムの映画館地下にあったMOBAを訪れたのは2001年のこと。それから17年経ったいま、あのコレクションが東京で、それも公立美術館ではなくて遊園地のなかの展示スペースという・・・ふさわしいと思えなくもない場所で見られることになるとは!

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travel

Back in the ROADSIDE USA 89 Town Hall, Fremont, New Hampshire

というわけで久しぶりのロードサイドUSAは、かつて取材でアメリカ中の田舎を回っていたときに、本来の取材の寄り道として、僕が好きなアメリカ音楽の聖地を見てみたうちの一箇所、シャグズの生まれ故郷をご紹介! ニューハンプシャー州フリモント。人口3000人かそこらの小さな町ですが、ここはフランク・ザッパをして「ビートルズよりすごい!」と言わしめたザ・シャグズの生まれ故郷であります。1968年、父のオースティン・ウィギンの勧めに従ってドロシー(ヴォーカル、リードギター)、ベティ(ヴォーカル、リズムギター)、ヘレン(ドラムス)、そしてのちにレイチェル(ベース)も加わったウィギン4姉妹によって結成された、「ロック界のアウトサイダー・アート」とでも表現したい、最重要バンド。

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lifestyle

ティーンズロード回想録 よろしく流星 第4回 史上最強レディース 三河遠州女番連合(通称・女連)参上! 後編  [文:比嘉健二(ティーンズロード初代編集長)]

「女連伝説」として連載開始――三河遠州女番連合(以下スケレン)が巻頭で掲載したティーンズロード1991年2月号は売れに売れた。VOL5で低迷していたテーィンズロードが、東松山紫優嬢の掲載で爆発的に売れ、息を吹き返してからしばらくは安定路線で月刊誌としては順調ではいたが、もうひとつ勢いに乗れそうで乗れない時期でもあった。このスケレンの登場で、完全にティーンズロードはヤンキー雑誌として他誌を凌駕した。読者、他のレデーィスからの賛否両論の意見が凄かったのは、スケレンの存在がそれだけ印象的だったということの証でもあった。こんな存在感のあるチームはそうは出てこないだろう。これはなにか連載を開始して、毎月スケレンを登場させたい。しかし、ネックは活動拠点が愛知県なので、そう頻繁には訪れることはできない点だろう。 そこで考えたのが、もういちど初代会長のぶこに会い、集中的にインタビューして、何回かにわけて連載することだった。題して「女連伝説」、ストレートでなんのひねりもないが、読者はこういう判り易さを求めている。

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travel

ディープ・コリアふたたび 20 大川~道高温泉(画・写真・文:幻の名盤解放同盟)

駅のまわりが殺風景なのは、新築である証し、とでもいうように、大韓西海岸の駅のいくつもが同じような様相を見せつけてくる。かつては小さな町の小さな駅ばかりだったが、大川駅も高架の大きな駅へと変貌を遂げていた。駅のまわりには町らしい町はない。以前は町の真ん中にあった。こじんまりとしていたが周囲には商店と民家がひしめきあい活気があった。新しい駅周辺には新築のモーテルが一軒、後はコーヒーショップのある小さめのバスターミナルのビルがひとつあった。おそらく鉄道とバスの駅を近くに設置できる土地を探して、現行の場所になったのだろう。旧市街のほうへ行かないと、宿にも飯にもありつけないようだった。

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photography

ホテルニューマキエの、おピンク・クリスマス!

田岡まきえ(現・マキエマキ)の写真を本メルマガで初めて紹介したのが2016年2月10日号(「自撮りのおんな」)。そのときマキエさんは50歳の誕生日を迎えたばかりで、セクシー自撮りを始めてから1年も経っていなかった(前年10月末のグループ展が初お披露目)。それがいまや! あっという間にツイッターのフォロワーは15,000を超え、その作品の過激さにしばしばアカウント停止をくらう「インスタ垢バンクイーン」として熟女シーンに君臨する存在に。これまで主な発表の舞台は自身のSNSや、展示にあわせてリリースされる自費出版の冊子やポストカードだったが、年明けには初写真集の商業出版も予定されている。そういう、いろんな意味でホットなマキエさんの個展『ホテルニューマキエ ♥マキエクリスマス♥』が、おなじみ板橋のカフェ百日紅で29日からスタートする。

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BOOKS

ROADSIDE LIBRARY vol.005
渋谷残酷劇場(PDFフォーマット)

プロのアーティストではなく、シロウトの手になる、だからこそ純粋な思いがこめられた血みどろの彫刻群。

これまでのロードサイド・ライブラリーと同じくPDF形式で全289ページ(833MB)。展覧会ではコラージュした壁画として展示した、もとの写真280点以上を高解像度で収録。もちろんコピープロテクトなし! そして同じく会場で常時上映中の日本、台湾、タイの動画3本も完全収録しています。DVD-R版については、最近ではもはや家にDVDスロットつきのパソコンがない!というかたもいらっしゃると思うので、パッケージ内には全内容をダウンロードできるQRコードも入れてます。

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ROADSIDE LIBRARY vol.004
TOKYO STYLE(PDFフォーマット)

書籍版では掲載できなかった別カットもほとんどすべて収録してあるので、これは我が家のフィルム収納箱そのものと言ってもいい

電子書籍版『TOKYO STYLE』の最大の特徴は「拡大」にある。キーボードで、あるいは指先でズームアップしてもらえれば、机の上のカセットテープの曲目リストや、本棚に詰め込まれた本の題名もかなりの確度で読み取ることができる。他人の生活を覗き見する楽しみが『TOKYO STYLE』の本質だとすれば、電書版の「拡大」とはその密やかな楽しみを倍加させる「覗き込み」の快感なのだ――どんなに高価で精巧な印刷でも、本のかたちではけっして得ることのできない。

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ROADSIDE LIBRARY vol.003
おんなのアルバム キャバレー・ベラミの踊り子たち(PDFフォーマット)

伝説のグランドキャバレー・ベラミ・・・そのステージを飾った踊り子、芸人たちの写真コレクション・アルバムがついに完成!

かつて日本一の石炭積み出し港だった北九州市若松で、華やかな夜を演出したグランドキャバレー・ベラミ。元従業員寮から発掘された営業用写真、およそ1400枚をすべて高解像度スキャンして掲載しました。データサイズ・約2ギガバイト! メガ・ボリュームのダウンロード版/USB版デジタル写真集です。
ベラミ30年間の歴史をたどる調査資料も完全掲載。さらに写真と共に発掘された当時の8ミリ映像が、動画ファイルとしてご覧いただけます。昭和のキャバレー世界をビジュアルで体感できる、これ以上の画像資料はどこにもないはず! マンボ、ジャズ、ボサノバ、サイケデリック・ロック・・・お好きな音楽をBGMに流しながら、たっぷりお楽しみください。

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ROADSIDE LIBRARY vol.002
LOVE HOTEL(PDFフォーマット)

――ラブホの夢は夜ひらく

新風営法などでいま絶滅の危機に瀕しつつある、遊びごころあふれるラブホテルのインテリアを探し歩き、関東・関西エリア全28軒で撮影した73室! これは「エロの昭和スタイル」だ。もはや存在しないホテル、部屋も数多く収められた貴重なデザイン遺産資料。『秘宝館』と同じく、書籍版よりも大幅にカット数を増やし、オリジナルのフィルム版をデジタル・リマスターした高解像度データで、ディテールの拡大もお楽しみください。
円形ベッド、鏡張りの壁や天井、虹色のシャギー・カーペット・・・日本人の血と吐息を桃色に染めあげる、禁断のインテリアデザイン・エレメントのほとんどすべてが、ここにある!

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ROADSIDE LIBRARY vol.001
秘宝館(PDFフォーマット)

――秘宝よ永遠に

1993年から2015年まで、20年間以上にわたって取材してきた秘宝館。北海道から九州嬉野まで11館の写真を網羅し、書籍版では未収録のカットを大幅に加えた全777ページ、オールカラーの巨大画像資料集。
すべてのカットが拡大に耐えられるよう、777ページページで全1.8ギガのメガ・サイズ電書! 通常の電子書籍よりもはるかに高解像度のデータで、気になるディテールもクローズアップ可能です。
1990年代の撮影はフィルムだったため、今回は掲載するすべてのカットをスキャンし直した「オリジナルからのデジタル・リマスター」。これより詳しい秘宝館の本は存在しません!

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捨てられないTシャツ

70枚のTシャツと、70とおりの物語。
あなたにも〈捨てられないTシャツ〉ありませんか? あるある! と思い浮かんだあなたも、あるかなあと思ったあなたにも読んでほしい。読めば誰もが心に思い当たる「なんだか捨てられないTシャツ」を70枚集めました。そのTシャツと写真に持ち主のエピソードを添えた、今一番おシャレでイケてる(?)“Tシャツ・カタログ"であるとともに、Tシャツという現代の〈戦闘服〉をめぐる“ファッション・ノンフィクション"でもある最強の1冊。 70名それぞれのTシャツにまつわるエピソードは、時に爆笑あり、涙あり、ものすんごーい共感あり……読み出したら止まらない面白さです。

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圏外編集者

編集に「術」なんてない。
珍スポット、独居老人、地方発ヒップホップ、路傍の現代詩、カラオケスナック……。ほかのメディアとはまったく違う視点から、「なんだかわからないけど、気になってしょうがないもの」を追い続ける都築響一が、なぜ、どうやって取材し、本を作ってきたのか。人の忠告なんて聞かず、自分の好奇心だけで道なき道を歩んできた編集者の言葉。
多数決で負ける子たちが、「オトナ」になれないオトナたちが、周回遅れのトップランナーたちが、僕に本をつくらせる。
編集を入り口に、「新しいことをしたい」すべてのひとの心を撃つ一冊。

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ROADSIDE BOOKS
書評2006-2014

こころがかゆいときに読んでください
「書評2006-2014」というサブタイトルのとおり、これは僕にとって『だれも買わない本は、だれかが買わなきゃならないんだ』(2008年)に続く、2冊めの書評集。ほぼ80冊分の書評というか、リポートが収められていて、巻末にはこれまで出してきた自分の本の(編集を担当した作品集などは除く)、ごく短い解題もつけてみた。
このなかの1冊でも2冊でも、みなさんの「こころの奥のかゆみ」をスッとさせてくれたら本望である。

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独居老人スタイル

あえて独居老人でいること。それは老いていくこの国で生きのびるための、きわめて有効なスタイルかもしれない。16人の魅力的な独居老人たちを取材・紹介する。
たとえば20代の読者にとって、50年後の人生は想像しにくいかもしれないけれど、あるのかないのかわからない「老後」のために、いまやりたいことを我慢するほどバカらしいことはない――「年取った若者たち」から、そういうスピリットのカケラだけでも受け取ってもらえたら、なによりうれしい。

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ヒップホップの詩人たち

いちばん刺激的な音楽は路上に落ちている――。
咆哮する現代詩人の肖像。その音楽はストリートに生まれ、東京のメディアを遠く離れた場所から、先鋭的で豊かな世界を作り続けている。さあ出かけよう、日常を抜け出して、魂の叫びに耳を澄ませて――。パイオニアからアンダーグラウンド、気鋭の若手まで、ロングインタビュー&多数のリリックを収録。孤高の言葉を刻むラッパー15人のすべて。

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東京右半分

2012年、東京右傾化宣言!
この都市の、クリエイティブなパワー・バランスは、いま確実に東=右半分に移動しつつある。右曲がりの東京見聞録!
576ページ、図版点数1300点、取材箇所108ヶ所!

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東京スナック飲みある記
ママさんボトル入ります!

東京がひとつの宇宙だとすれば、スナック街はひとつの銀河系だ。
酒がこぼれ、歌が流れ、今夜もたくさんの人生がはじけるだろう、場末のミルキーウェイ。 東京23区に、23のスナック街を見つけて飲み歩く旅。 チドリ足でお付き合いください!

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