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2017年08月23日 Vol.273

photography

日常の切断面

先週は車中泊で日本中を移動しながら写真を撮り、コンビニでプリントアウトした「写真集」を喫茶店やファミレスやスナックで見せ、その「見料」で制作/生活する写真家・天野裕氏を紹介した。「移動し続けること」が作品の中心にある天野さんとまったく対照的に、今週ご覧に入れるのは「どこにも行けないこと」がユニークな作品に結実している写真家・北村千誉則(きたむら・ちよのり)だ。つい最近、たしかFacebookだったと思うが、なんとも不思議な写真集を紹介する投稿に偶然目が止まった。表紙にはおっさん(たぶん)の口元からこぼれる白米とイクラ1粒が超望遠で捉えられ、『buh___bye』なる不可解なタイトルがついている。説明を読むと、作者はChiyonori Kitamuraというので、日本人だとは思うが名前を聞いたことがないし、発行元の「modes vu」という香港の出版社も知らなかったが、とりあえず購入希望のメッセージを送ってみると、数日後にちゃんとポケットサイズ48ページほどの小さな写真集が自宅に届いた。

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art

リボーンアートフェス・フリンジ・ツアー

先々週に特集したばかりの札幌国際芸術祭をはじめ、8月は各地でアートフェス真っ盛り。横浜トリエンナーレのようなメジャー級から、町おこしサイズのイベントまで大小さまざまだが、東日本大震災で被災した石巻市では「リボーンアート・フェスティバル(Reborn-Art Festival 2017)が開催中だ。9月10日までと会期終了が近づいたタイミングではあるが、札幌と同じくロードサイダーズらしいフリンジ系をめぐる駆け足ツアーに、今週はお連れしたい。「アートと音楽と食で彩る新しいお祭り」・・・のキャッチフレーズに惹かれるかは微妙なところだが、リボーンアート・フェスが気になったのは、このメルマガで何度かフィーチャーした北九州小倉在住のアーティスト/スケートボーダー/彫り師であるBABUが参加すると聞いたのがきっかけだった。

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art

薬師丸郁夫のサイケデリカ・アイランド

リボーンアート・フェスティバルの会場となっている牡鹿半島の沖合には3つの島があることで知られている。いちばん有名なのが金華山で、島全体が黄金山神社の神域。恐山、出羽三山と並ぶ奥州三霊場のひとつとされている。次に有名なのが田代島で、島民が百人を下回る小さな島でありながら「ネコの島」として多くのメディアに取り上げられるようになった。そして田代島のすぐそばにあるのが網地島(あじしま)。こちらも最盛期には3000人あまりだった島民数が、現在では約300人、平均年齢73歳という典型的な限界集落島。鮎川港からフェリーで15分、石巻港からも1時間という近さでありながら、小中学校もコンビニもない静かな島だ。鮎川港から小さなフェリーに乗って、網地島の長渡(ふたわたし)港に降り立つ。斜面に沿ってのびる住宅街を歩いていくと、すぐに見えるのが「美術館すぐそこ→」と書かれた立札。その先の民家が「薬師丸郁夫美術館」だった。

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travel

Back in the ROADSIDE USA 47 American Police Hall of Fame and Museum, Miami, FL

全米でいちばん、もしかしたら世界でいちばん変人が集まる場所、それがフロリダである。泥棒、変質者、 神秘主義者、サーカスの芸人、UFO信者、アウトサイダー・アーティスト、引退したフリークス、サーファー、宇宙飛行士、単なる老人と、下半身のお楽しみへの期待で爆発しそうな大学生・・・だれもが太陽と海と、ワニの住む湿地帯へと押し寄せる。そうして20世紀のはじめに、わずか人口900人の漁村だったマイアミは、いまや全米屈指の大都市となった。マイアミは美しく、危険な都市ということになっている。

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travel

案山子X 39 春日川沿いのかかし(香川)、望月かかし祭り(大分)(写真・文 ai7n)

こんにちは。ai7n(アイン)です。今回は香川県高松市池田町春日川沿いのかかしと、大分県臼杵市望月地区のかかし祭りを紹介します。時々両親がテレビや新聞で得たかかし情報を提供してくれる事があるのですが、実家に帰った時に「NHKの火野正平さんの自転車の番組にかかしが出てたよ」と教えてくれました。手がかりは両親の記憶だけなのですが、父親がこの辺ではないか?と目星をつけてくれたのが高松市池田町でした。池田町は高松市街地から14キロほどの場所にあり、住宅地と田んぼに囲まれた穏やかな町です。現地の人に聞いたりしながら到着したのが、この春日川沿いに設置してあるかかしです。

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2017年08月16日 Vol.272

photography

走り続ける眼

どうしたら写真家になれるんですか、とよく聞かれる。そんなのこっちが知りたいけれど、写真ギャラリーでのグループ展→個展→アート系出版社から写真集発売、というよくある流れの外側で、ちょっと前まで考えもつかなかったやりかたで活動する写真家が現れてきた。今週・来週と2回にわたって、最近出会ったユニークなスタイルの写真家をふたり紹介したい。種田山頭火を放浪の俳人と呼び、山下清を放浪の画家と呼べるならば、天野裕氏(あまの・ゆうじ)は放浪の写真家である。家を持たない。展覧会を持たない。写真集の出版もない。軽自動車に寝泊まりしながら日本中を走り回り、ツイッターで「きょうはこの町にいます」とつぶやき、喫茶店やファミレスやスナックや公園で「客」を待つ。

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ディープ・コリアふたたび 07 釜山~全州(画・写真・文:幻の名盤解放同盟)

暑かった。6月中旬だが、真夏のような陽射しだった。しかし大韓民国は湿度が低いので暑さが体にまとわりつかない。少し助かる。古くて小さくて傾いているモーテルや旅館、その近くにはナイトクラブなども多数ある。何をするでもなく、酒飲んで歌ってうまくいけば店の女の子を連れ出してまぐわったり、出前してもらったりする一帯が駅から2分のところにかたまってある。その背後には20階建ての高級マンションがニョキニョキと伸びている。駅には隣接していない。それはどこの町でも同様だ。

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art

アウトサイダー・キュレーター日記 33 けうけげん(写真・文:櫛野展正)

僕の人生で不可欠なものの一つに「笑い」がある。小さい頃から『オレたちひょうきん族』(フジテレビ)や『8時だョ!全員集合』(TBS)に夢中になり、あの時代の誰もがそうであったように、学生時代は「ダウンタウン」の影響を大いに受けた。そこから過去の漫才やコント番組を見返すようになり、本格的にネタを作ることこそ無かったものの、今でも頻繁に若手芸人やネタ番組をチェックしているし劇場にも時々足を運んでいる。最近、お笑い芸人の方々とトークライブで共演させていただいているのも、そうした憧れの気持ちが根底にはある。そんな僕が、最近「この人には勝てない」と感服してしまうほどの熱量を持ったお笑い好きの若者と出会った。待ち合わせ場所の「せんだいメディアテーク」にやってきてくれたのは、「けうけげん」と名乗る25歳の青年だ。

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travel

Back in the ROADSIDE USA 46 The Dumas Brothel, Butte, MT

ドイツよりも広く、ほぼ日本と同じ面積なのに、わずか100万人ほどの人口というモンタナ。アラスカ、テキサス、カリフォルニアに続く、4番目に大きな州である。人口は44番目だけど・・・。19世紀末に全米最大の銀の採掘地となり、1930年代には銅の最大の産地となったビュートは、モンタナでもっともカラフルな歴史に彩られた町だ。アイルランド人、ポーランド人、イタリア人、スラブ人、中国人・・世界中から一攫千金を夢見てやってきた男たちのために、ビュートには無数の酒場と、当時全米最大の規模を誇る赤線地帯も擁していた。

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2017年08月09日 Vol.271

art

札幌国際芸術祭フリンジ・ツアー

いつのまにか夏といえば芸術祭の季節になってしまった。今年も横浜トリエンナーレをはじめ、大小さまざまのアートフェスがスタート。すでに夏休みの予定に組み入れているかたも多いだろう。先週号の告知でお伝えしたように、札幌国際芸術祭2017も8月6日から始まっている。いまは亡き北海道秘宝館の写真と動画展示という小さな企画で僕も参加、先週の開幕直前に設営がてら会場のいくつかを回ってみたので、気になった展示のいくつかをご紹介してみたい。第1回の2014年から3年ぶりとなる今年の第2回・札幌国際芸術祭。前回はゲストディレクターに坂本龍一を迎え、なにかと派手なイメージだったが、今回のゲストディレクターは大友良英。

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photography

菊地智子が歩くチャイニーズ・ワイルドサイド vol.2 迷境/傷城~重慶 若者のセクシュアリティーと壊れゆく街(写真・文:菊地智子)

私は1999年に香港から北京に移りましたが、その当時、同性愛というのはまだまだ口にするのもはばかられる感じで、友人同士でこっそり家で集まったりと、かなり閉鎖的でアンダーグラウンドな存在でした。親にカミングアウトするのはもちろんもってのほか。そのためゲイであることにまつわる涙ぐましい話は尽きなかったんです。中国の著名作家余華の言葉に「西洋人が400年かけて経験してきた天と地ほどの差のあるふたつの時代を、中国人はたった40年で経験してしまった」というのがありますが、中国のセクシュアリティーに関していえばこの20~25年(もしくは約四半世紀)あまりで数百年の変化を遂げていった感があります。

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フランスわき道より道 見聞録 04 石川次郎さんを追って(写真・文:中山亜弓)

フランス行きの大きな目的のひとつは、3年前からお手伝いしていた漫画家・石川次郎さんのフランス巡回展『France Invasion』(2017年4月5日号参照)の様子を観ることでした。次郎さんはスマホもパソコンも持っていなかったので、長年、次郎さんのジンの販売をしてきたタコシェが、フランスの主催者や編集者との連絡の取り次ぎを行っていたのです。2014年に南フランスで開催され、50人以上の日本の作家を紹介したMangaro、Heta-Uma展(2014年11月12日号参照)の際に、参加者のひとりとして現地に渡った次郎さんは、設営スタッフのひとりルノ・ルプラ=トルティや、キューレーターで出版芸術集団ル・デルニエ・クリLe Dernier Criのアート・ディレクター、パキート・ボリノらと”文通”で交流を深める間、ルノの奔走によりフランスでの展示と出版の企画が具体化してゆきました。

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travel

Back in the ROADSIDE USA 45 Neon Museum and Boneyard, Las Vegas, NV

訪れる観光客が年間3000万人以上、ホテルの部屋数12万室以上、大きさで競うなら世界の巨大ホテル・ベスト20のうち18までがラスヴェガスに集中している。たった60年かそこらの歴史で、世界に類のない欲望都市に成長したラスヴェガスの建築様式を象徴しているのが、ネオンであることに異論を挟む人はいないだろう。超高層ビルがニューヨークの建築を象徴するように、ラスヴェガスはネオンの街なのである。いや、あったというべきだろうか。近年の激しい巨大ホテル・ラッシュで、古きよきラスヴェガスを輝かせてきたカジノ・ホテルや飲食店のネオンは次々に姿を消していっている。地球上の、ほかのどこにも見ることのできない、そんな見事な光の芸術をなんとか救おうと、非営利団体として設立されたのがネオン・ミュージアムだ。

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2017年08月02日 Vol.270

design

頭上の建築から――「あなたと建築する」アーティスト 都築響子(文:イチゴドロボウ)

こんにちは。イチゴドロボウです。これまで80年代ファンシー絵みやげコレクター山下メロさん、手帳類収集家志良堂正史さんの紹介をさせていただきましたが、この度また、新しい表現に取り組む逸材に出会いました。今回は「建築」をメディアに表現するアーティストを紹介いたします。「建築」という言葉にはどんな印象があるでしょう。

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travel

ディープ・コリアふたたび 06 成田~釜山(画・写真・文:幻の名盤解放同盟)

黒の中に群青が混在している空の下の先に光の列がいく筋もある。だんだんその光が大きくなってきて、船の明りであることがわかる。光の渦はない。バラバラにともっている街頭は暗い。オレンジ色の光は以前よりも減っている。きっとあちらこちらがLEDに変えられているのだろう。さぞかしLEDを手にしたときは誇らしい気分で胸を張って電球を手にしたのにちがいない。確かに20年前でさえ、今よりずっと暗かった。イメージは暗い空だった。今はグレーや青みもある。街灯の数だって増えている。頑張ってそのひとつひとつが光っている。きっと日本にはない、世界のどこのものよりもよく光る電球が活躍しているにちがいない。

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lifestyle

かなりピンボケ 10 ピンボケグルメ(文:比嘉健二)

ご無沙汰です、単純にナマケてて原稿を書けませんでした。今回の「ちょっとピンボケ」は比嘉健二(依然ピンボケ進行中、重症)による「ピンボケグルメ」研究。いったいフィリピーナはどんなメシを食べているのか・・・誰も興味ないだろうけど。フィリピーナとメシといっても夜、フィリピンパブで働いている現役と、引退あるいは日本人のダンナとつつましく日本で暮らしている家庭持ちのフィリピーナではかなり、その食事内容が違ってくる。パブで働くフィリピーナは店から一定のノルマを課せられている。

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design

絶滅サイト 18「ヘヴィメタル」~「風呂」(文:ハマザキカク)

「日本コソボ友好協会」――紛争国の友好協会で紛争が勃発したのだろうか(2011年~2015年 運営期間4年 放置期間2年)/コソボは2008年にセルビアから独立を一方的に宣言した新興国だが、日本を含める西側諸国が承認している。ユーゴ紛争の最後の頃に揉めていたが、情勢が落ち着いてきたのか最近日本で話題になることはほとんどないだろう。この協会はコソボと日本の友好を育む目的で2011年に発足した。平成22年の会長はミッキー・ハクシスラミで顧問が中村恭一文教大学教授だ。知らない人も多いかもしれないが、コソボの住民はアルバニア系でアルバニアとの統合を望んでいるものが多い。筆者は2009年に『アルバニアインターナショナル』という本を編集し、共産趣味者達から好評を博した。

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travel

Back in the ROADSIDE USA 44 Witch Dungeon Museum, Salem, MA

東京がニューヨークなら、京都にあたるのがボストン。アメリカでもっとも古い都市を有するのがマサチューセッツ州だ。ボストンから北に約1時間、セイラムは大西洋に面する古都。『緋文字』で有名なナサニエル・ホーソンの出身地でもあるが、セイラムの名を全米に知らしめているのが『セイラム魔女裁判』である。イギリスからの移民が1626年に開いたセイラムは、アメリカで最も古い歴史を誇る町のひとつ。セイラムといえばもっと有名なのがセイラム魔女裁判と呼ばれる、1692年に起こった奇怪な事件。当時セイラムに暮らしていた女の子たちがある日突然、集団ヒステリーを起こした。のたうちまわり、絶叫し、四つん這いになって走り回りながら、少女は自分たちが魔女に取り憑かれていると主張し、魔女の名前を次々と口にするようになる。それはいずれも少女たちの身近にいる村人であった。そして13ヶ月にわたる裁判という名の魔女狩りで、156人が投獄され、19人と2匹の犬(!)が縛り首となり、ひとりが拷問のため圧死した。という、アメリカ史上に残る暗黒の出来事だ。

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BOOKS

ROADSIDE LIBRARY vol.003
おんなのアルバム キャバレー・ベラミの踊り子たち(PDFフォーマット)

伝説のグランドキャバレー・ベラミ・・・そのステージを飾った踊り子、芸人たちの写真コレクション・アルバムがついに完成!

かつて日本一の石炭積み出し港だった北九州市若松で、華やかな夜を演出したグランドキャバレー・ベラミ。元従業員寮から発掘された営業用写真、およそ1400枚をすべて高解像度スキャンして掲載しました。データサイズ・約2ギガバイト! メガ・ボリュームのダウンロード版/USB版デジタル写真集です。
ベラミ30年間の歴史をたどる調査資料も完全掲載。さらに写真と共に発掘された当時の8ミリ映像が、動画ファイルとしてご覧いただけます。昭和のキャバレー世界をビジュアルで体感できる、これ以上の画像資料はどこにもないはず! マンボ、ジャズ、ボサノバ、サイケデリック・ロック・・・お好きな音楽をBGMに流しながら、たっぷりお楽しみください。

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ROADSIDE LIBRARY vol.002
LOVE HOTEL(PDFフォーマット)

――ラブホの夢は夜ひらく

新風営法などでいま絶滅の危機に瀕しつつある、遊びごころあふれるラブホテルのインテリアを探し歩き、関東・関西エリア全28軒で撮影した73室! これは「エロの昭和スタイル」だ。もはや存在しないホテル、部屋も数多く収められた貴重なデザイン遺産資料。『秘宝館』と同じく、書籍版よりも大幅にカット数を増やし、オリジナルのフィルム版をデジタル・リマスターした高解像度データで、ディテールの拡大もお楽しみください。
円形ベッド、鏡張りの壁や天井、虹色のシャギー・カーペット・・・日本人の血と吐息を桃色に染めあげる、禁断のインテリアデザイン・エレメントのほとんどすべてが、ここにある!

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ROADSIDE LIBRARY vol.001
秘宝館(PDFフォーマット)

――秘宝よ永遠に

1993年から2015年まで、20年間以上にわたって取材してきた秘宝館。北海道から九州嬉野まで11館の写真を網羅し、書籍版では未収録のカットを大幅に加えた全777ページ、オールカラーの巨大画像資料集。
すべてのカットが拡大に耐えられるよう、777ページページで全1.8ギガのメガ・サイズ電書! 通常の電子書籍よりもはるかに高解像度のデータで、気になるディテールもクローズアップ可能です。
1990年代の撮影はフィルムだったため、今回は掲載するすべてのカットをスキャンし直した「オリジナルからのデジタル・リマスター」。これより詳しい秘宝館の本は存在しません!

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圏外編集者

編集に「術」なんてない。
珍スポット、独居老人、地方発ヒップホップ、路傍の現代詩、カラオケスナック……。ほかのメディアとはまったく違う視点から、「なんだかわからないけど、気になってしょうがないもの」を追い続ける都築響一が、なぜ、どうやって取材し、本を作ってきたのか。人の忠告なんて聞かず、自分の好奇心だけで道なき道を歩んできた編集者の言葉。
多数決で負ける子たちが、「オトナ」になれないオトナたちが、周回遅れのトップランナーたちが、僕に本をつくらせる。
編集を入り口に、「新しいことをしたい」すべてのひとの心を撃つ一冊。

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ROADSIDE BOOKS
書評2006-2014

こころがかゆいときに読んでください
「書評2006-2014」というサブタイトルのとおり、これは僕にとって『だれも買わない本は、だれかが買わなきゃならないんだ』(2008年)に続く、2冊めの書評集。ほぼ80冊分の書評というか、リポートが収められていて、巻末にはこれまで出してきた自分の本の(編集を担当した作品集などは除く)、ごく短い解題もつけてみた。
このなかの1冊でも2冊でも、みなさんの「こころの奥のかゆみ」をスッとさせてくれたら本望である。

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独居老人スタイル

あえて独居老人でいること。それは老いていくこの国で生きのびるための、きわめて有効なスタイルかもしれない。16人の魅力的な独居老人たちを取材・紹介する。
たとえば20代の読者にとって、50年後の人生は想像しにくいかもしれないけれど、あるのかないのかわからない「老後」のために、いまやりたいことを我慢するほどバカらしいことはない――「年取った若者たち」から、そういうスピリットのカケラだけでも受け取ってもらえたら、なによりうれしい。

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ヒップホップの詩人たち

いちばん刺激的な音楽は路上に落ちている――。
咆哮する現代詩人の肖像。その音楽はストリートに生まれ、東京のメディアを遠く離れた場所から、先鋭的で豊かな世界を作り続けている。さあ出かけよう、日常を抜け出して、魂の叫びに耳を澄ませて――。パイオニアからアンダーグラウンド、気鋭の若手まで、ロングインタビュー&多数のリリックを収録。孤高の言葉を刻むラッパー15人のすべて。

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東京右半分

2012年、東京右傾化宣言!
この都市の、クリエイティブなパワー・バランスは、いま確実に東=右半分に移動しつつある。右曲がりの東京見聞録!
576ページ、図版点数1300点、取材箇所108ヶ所!

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東京スナック飲みある記
ママさんボトル入ります!

東京がひとつの宇宙だとすれば、スナック街はひとつの銀河系だ。
酒がこぼれ、歌が流れ、今夜もたくさんの人生がはじけるだろう、場末のミルキーウェイ。 東京23区に、23のスナック街を見つけて飲み歩く旅。 チドリ足でお付き合いください!

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