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2018年02月28日 Vol.297

food & drink

Neverland Diner 二度と行けないあの店で 12『ホワイトハウス』安田謙一(ロック漫筆家)

1980年代の、ちょうど10年間を京都で過ごした。以前、こんな文句ではじまる文章を書いたことがある。雑誌のカフェ特集の中のエッセイで、京都時代に出会った、今は無くなってしまったいくつかの喫茶店について書いた。「二度と行けないあのお店」というお題をいただいて、いくつかの食堂を思い出そうとすると、やっぱり80年代に京都で出会った店のことばかりが出てくる。たとえば、河原町通りから蛸薬師を西に数十メートル入ったところにあった「大文字」という蕎麦屋。売りである茶そばの味もさることながら、アールデコを取り込んだ内装が素晴らしかった。壁にある東郷青児の画を褒めると、店主は恥ずかし気に、複製ですと答えていた。レジで代金を支払うと釣りといっしょに駄菓子のようなガムを手渡してくれた。

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art

アーティストたちの首都高

品川区大崎駅前の大崎ニューシティに、「O(オー)美術館」という展覧会場があるのをご存じだろうか。品川区立の施設で、場所が便利で広い展示空間があるわりに利用料金が安いので、ときどきおもしろい展覧会に出会う。『独居老人スタイル』で紹介した戸谷誠さんも、ここがお気に入りの発表場所だ。昨年12月16日から20日まで、ここで『開通55周年記念・芸術作品に見る首都高展』という風変わりな展覧会が開かれた。たった5日間の会期だったが、なんとか間に合って足を運んでみたら、そこには東京の首都高(首都高速道路)が描かれた絵画や版画、写真などの作品が100点あまり、広い会場を埋め尽くしていた。首都高を描いたり写したりした作品がこんなにあったのかと驚いたが、このコレクションが首都高の会社としてではなくて、首都高の関連会社にお勤めする会社員の個人コレクションと聞いてさらにびっくり。

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travel

ROADSIDE PHUNOM PENH 2 夜の子ども遊園地

東京にお台場があり、シンガポールにセントーサがあるように、プノンペンには川沿いにダイヤモンドアイランド(コーピッチ)と名づけられた開発エリアがある。高層ホテルや投資用コンドミニアム、商業施設が整然と立ち並び、3つの橋でつながる本土側にもイオンモールのカンボジア1号店や、プノンペン唯一のカジノホテル・ナーガワールドがあり、まるでカンボジアっぽくないというか、旅情を味わえる地域ではない。しかしそこは東南アジア。日中は無機質なビル群がそびえたつだけのダイヤモンドアイランドも、陽が沈み涼風の訪れとともに庶民がスクーター2ケツ3ケツ4ケツで集まりはじめ、地べたにゴザを敷いて宴会開始。さらにスクーターの群れについて奥へと進むと、突然ギラギラの電飾と、けたたましいダンスミュージックがあふれだす。『Koh Pich Kid Playground』と呼ばれる、その名のとおりの「子ども遊園地」だ。

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travel

プノンペンは70点が美味しい(写真・文:スナック・アーバンのママ)

音楽や映画や小説と同じように、料理もその国をあらわす文化のひとつだから、やっぱり歴史や思想と強い関係にあると思う。だから悲劇により長く時間が止められてしまった国は、どうしても遅れをとってしまう。でもそういう国の、70点ぐらいの料理がわたしは大好きだ。そこには下町の大衆酒場とか、近所の洋食店みたいな、その街に溶け込めるような居心地のよさがあったりする。せっかくの旅で70点の料理なんて食べたくないかもしれないけど、たまにはガイドブックを捨てて、少しだけ美味しさのレベルを下げてみてほしい。ちなみにプノンペン、物価イメージはバンコクの半額。特に買うものもないから、どれだけ呑んでも、ぜんぜんお金が減らない最高の街です。

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lifestyle

肉筆――ゆきこの日々これ風俗 03 身体と心が不感症な私に(文:ウズメゆきこ)

毎年やってくる、風俗嬢たちにとって一年中でいちばん稼げる年末年始の繁忙期。ふだんどんなにモチベーションが低い女の子でも、年末だけは本気を出したりする。お店自体がとっても忙しくなって、店から女の子への出勤要請も止まらない。28(ニッパチ)と呼ばれる閑散期に備えるためにも、年中収入が不安定な風俗嬢たちはとにかく連勤! 鬼出勤! もちろん私も。デリヘル、ソープでゴム擦れ、乱暴な前戯で出血したら、キシロカイン(塗る麻酔薬)を塗りたくり、それでも私は出勤をやめない。そうして毎年連勤していくうちに、身体にガタがくるとともに、心が荒んでいき、性への嫌悪がやってくる。4年以上風俗をやってきて、やっとお金に余裕もできたので、自分主体で快楽を得たい!癒やされたい!という気持ちで、都築さんのメルマガ2017年2月15日配信号「快楽の先のどこか」で紹介されていた、玄斎さんを自腹で呼ぶことにした。玄斎さんの生い立ちなどはバックナンバーで読んでいただきたいが、もう30年にわたって鍼灸師、気功師、性セラピスト、性活アドバイスを「回氣堂」という店名で続けている。

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2018年02月21日 Vol.296

food & drink

Neverland Diner 二度と行けないあの店で 11『真夏の夜の夢』土岐麻子(歌手)

その店は、世田谷区某駅から歩いて15分ほどのはずれにあった。にぎわう商店街を過ぎて、ひっそりとした住宅地を進む。かつてはおそらく細い川だったんじゃないかというような、緩くくねったカーブの坂をのぼり、お地蔵さんのいる祠を2ポイント越してやっと辿り着く。昔からあるごく小さな喫茶店で、夜はスナックとしても利用できる。好きな人はとても深くハマり、通い詰めるような魅力があるらしい。私の身近な音楽関係の知り合いにもファンは多い。

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art

モノクロームの果実――岡上淑子コラージュ展によせて

高知県立美術館で『岡上淑子コラージュ展――はるかな旅』が開催中だ。この展覧会を待っていたひとは少なくないと思う。今年90歳になった岡上さんの初の大規模回顧展である本展は、国内所蔵のコラージュ80点、写真作品19点に加え、コラージュから新たに制作されたシルクスクリーン、プラチナプリントなど計115点、さらに海外所蔵などで展示できなかった作品もプロジェクションで紹介されている。コラージュと写真で現存する全作品数が150点ということなので、今回は岡上淑子という作家の全容を開示するもっとも重要な機会になる。高知展後の巡回は予定されていないので、すでに地元よりも県外からの来館者が多く訪れているという。展覧会に「はるかな旅」とサブタイトルがつけられているのは、岡上さんの制作活動が1950年代のわずか7年間だけで、21世紀になってから40年以上ぶりに「再発見」されたものであるからだ。

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travel

プノンペン・ナイトクルージング(写真・文:スナック・アーバンのママ)

こんにちわ、アーバンのママです! 毎年恒例、Roadsiders’ Weeklyの新年取材、ことしはカンボジアのプノンペンでした。先週は都築編集長による、頭にも耳にも刺激的なカンボジアン・ロックの世界でしたが、今週はわたしがただ呑んだくれたプノンペンのある夜のお話です。メルマガ史上、最ゆる記事になる予感しかしませんが、酒の肴にお付き合いください。

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travel

Back in the ROADSIDE USA 67 Field of Corn, Dublin / Longaberger Headquarter and Homestead, Newark and Dresden, OH

オハイオ州コロンバス市街の北側、瀟洒な住宅街と企業の本社が入り交じるダブリンの一角に、なにやら白い柱がにょきにょき立ち並んでいる。車を停めて近寄ってみると、柱に見えたのは白いセメントで作られた巨大なトウモロコシだった。ダブリン市が「アート・イン・パブリック・プレイセス」と名づけた芸術振興活動の一貫として、地元のアーティスト、マルコム・コクランが1994年に制作したものだという。全部で109本ある、ほぼ等身大(実物大ではなく)のトウモロコシ。ツブツブまでちゃんと作ってあって、なんだかおいしそうに見えてくる。

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travel

ディープ・コリアふたたび 14 東海~江陵(画・写真・文:幻の名盤解放同盟)

茫漠とした空気は大韓の多くに漂っているが、そこに山と山にぶつかって吹き乱れる寒風が加わるのが東海岸~江原道流だ。厳しい中にも笑いありの大韓だが、ここもそうではあるものの、どこか笑いよりも痛々しい感のほうが多くあるように思えてくる。東海は先ごろ朝鮮民主主義人民共和国の美人様たちだか楽団だかを載せた船が着岸した墨湖港のあるところとして一部でちょこっと有名になった。鉄道の駅と海岸の間には商店と民家がバラバラに広がっていて畑も少なくない。のどかで静かな町だ。人の姿もさほど多くなくアジュマが1人でやっている小さなコーヒー屋もあるし、古い文房具屋もあるが、本屋やレコード屋などはない。夜が明けて宿の周辺を見てみると、宿も数軒しかなく、つぶれてしまったままになっているモーテルも2軒ほどあった。海に近い駅であることは確かなのでせっかくだから、と海岸へ行ってみることにする。

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2018年02月14日 Vol.295

food & drink

Neverland Diner 二度と行けないあの店で 10 『渋谷駅、スクランブル交差点周辺の数百軒』江森丈晃(グラフィック・デザイナー/編集者)

行けない店。ざっと思い出すだけで20軒は浮かぶ。最新の記憶は「紹興酒を飲みながら静かに本を読んでいるお兄さん」として通(とお)っていたはずの自分が、中国人店主の仕切るカウンターの金具に中指を挟まれ大流血。おしぼりはみるみる真っ赤に染まり、それに気づいた店主は自分を厨房に呼び入れ、その場の常連客全員の視線を集めるように「イタイノガマンシテネー! ニンゲンモシメサバモイッショヨー!」とパフォーマンス。バックリと開いた傷口に塩と酢をぶっかけられ、ふたたび席に戻されたこと。もうあのときの客には会いたくないし、「アナタデサンニンメヨー!」と笑った店主には静かな怒りもあったりする。

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travel

プノンペン・ダイアリー1――ロケンロール、カンボジア!

この正月はプノンペンだった。東南アジアにはずいぶん通ってきたけれど、カンボジアだけはなぜか縁がなく、今回が初めて。カンボジア観光というと、まずはアンコールワットがあるシェムリアップ、それからクメール・ルージュの時代に100万人が虐殺されたという、負の歴史を刻むキリングフィールドというのが定番だが、今回はそのどちらでもなく、プノンペン市街の昼と夜をひたすらうろついて、観光名所とは無縁のカンボジアをかじってきた。今週からその収穫をご披露する。先週はミャンマーの歌謡曲を村上巨樹さんに教えていただいたばかりだが、まず今週はカンボジアのロックンロールを!

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photography

山と熊と田の物語――亀山亮「YAMAKUMATA」

先月のメルマガで池田宏の『SIRARIKA』を紹介したばかりの新井薬師前スタジオ35分で、また興味深い写真展が始まっている。「マタギの村」として知られる新潟県最北部の村上市山熊田、山あいの小さな村にいまも息づく、熊と人とが自然の中で織りなす暮らしを捉えた、亀山亮の作品集刊行に合わせた写真展『YAMAKUMATA』だ。亀山亮(かめやま・りょう)は1976年千葉生まれ、戦場写真家として知られてきた。生死が隣り合うギリギリの場所で写真を撮ってきた亀山さんは、何年間も通い続けた山熊田でなにを見て来たのだろうか。展覧会の会期中には写真家・鬼海弘雄さんとの対談が予定されている。鬼海さんは村上市と隣り合う山形県の寒河江出身。今回は無理にお願いして、亀山さんの写真に寄せる文章を書いていただいた。

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movie

桃色の罠――日本成人映画再考 01

日本の成人映画をたどるとき、いつも参考にさせてもらったのが鈴木義昭さんの一連の著作だった。長らく一方的な愛読者だったのが、ひょんなきっかけでお会いできて、それから「なにか成人映画を振り返る企画をやりたいですね」と折に触れて語っていたのが、とうとう実現できることになった。これからほぼ1年間、毎月1回のペースで、日本成人映画史研究の第一人者・鈴木義昭さんによる「成人映画再考」をお届けする。メールマガジンの特性をいかして、貴重な画像や動画資料も交えてお届けする、これまでほとんど顧みられることのなかった「もうひとつの近代日本映画史」。じっくりお付き合いいただきたい。

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travel

案山子X 44 リアルかかしの里山(広島)(写真・文 ai7n)

こんにちは。ai7n(アイン)です。今回は広島県広島市佐伯区湯来町のリアルかかしの里山を紹介します。湯来町は広島市中心部から車で1時間ほどの閑静な山あいにあります。1500年前に発見されたとされる湯来温泉があり「広島の奥座敷」として親しまれる場所です。渓谷の側では毎年初夏に自然繁殖した多くのホタルが鑑賞でき、豊かな自然に囲まれています。湯来温泉街から8キロほどの場所にある上多田地区に、人間そっくりのリアルかかしが大勢いるとの事で見に行きました。

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travel

ROADSIDE PHUNOM PENH 電線都市プノンペン

いつもの「ロードサイドUSA」をお休みして、今週は特別編の「ロードサイド・プノンペン」!プノンペンの街を歩き始めて、だれしもまず気づくのが頭上に蜘蛛の巣のごとく張り巡らされた、おびただしい電線の束だ。「I sing the body electric」と詠ったのはウォルト・ホイットマンの『草の葉』だったが、これはもう「プノンペン・シングス・ボディ・エレクトリック!」と言いたい、一種芸術的な「電線都市」の姿であろう。電線を地中に埋めるインフラ整備がまったく進んでいないだけのことだが、何十本もの電線がからみあい、まとまりほぐれつつ建物と建物をつなぎ、空を横切るさまは、なんだかプノンペンという巨大生物の黒い血管のようにも見えてくる。

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2018年02月07日 Vol.294

food & drink

Neverland Diner 二度と行けないあの店で 09『ホープ』水道橋博士(芸人)

「ホープ」という店名の洋食店だった――。10代の終わり、明治大学に進学することを口実に地元・倉敷から上京した。しかし、心に秘めた野望はビートたけしの下へ行くことだった。テレビのタケちゃんマンは思春期のボクのスーパーヒーローだった。そして、ラジオのビートたけしはボクの救世主に違いないと思った。あの日の深夜放送は、ボクの耳元で「あんちゃんはさー、オイラのところへ来いよ!」と言っているように聞こえた。

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music

境界線上の音楽――ミャンマー歌謡曲を探して(写真・文:村上巨樹)

去年の秋、新宿御苑に近い小さなバーで、「ミャンマー音楽を聴く会」という催しに誘ってもらった。ゴールデン街より小さいくらいの店で、たった数人の参加者たちのために、CDやカセットテープを山積みにして、ていねいに解説しながら風変わりな曲ばかりをかけてくれたのが村上巨樹さんだった。巨樹さんがミャンマー音楽にハマったのは2年ほど前のこと。日本で調べられることは限られているので、この2年間にもう2回もミャンマーを訪れ、CDショップ、楽器店から音楽学校までを巡って、調査を続けている。今週はその成果を、巨樹さん自身の写真とテキスト、それに選曲でお届けする。

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travel

本当に住みやすい街とは――深圳建築ビエンナーレ散歩(写真・文:吉井忍)

新大久保や池袋に広がる外国人エリアを歩いていて、ふと懐かしい気分になることがある。雑多でバイタリティあふれる空気や、密度の高い建築群、知らない者同士がとても薄い連帯感でつながっている感覚。何かに似ていると思っていたが、昨年(2017年)12月に中国南部の大都市・深圳でスタートした建築関連のビエンナーレを訪れて、「ああ、コレか!」と気づいた。この建築展の正式名称は「深港城市/建築双城双年展(BI-CITY BIENNALE OF URBANISM/ARCHITECTURE)」、略してUABB。今回のテーマは「都市共生」、つまり出身地やお金のあるなしにかかわらず、皆に住みやすい街づくりを探るということだ。

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travel

ディープ・コリアふたたび 13 水安堡温泉~東海(画・写真・文:幻の名盤解放同盟)

大韓の温泉で我々がこれまでに行ったところはそのほとんどが日本の温泉に比べると、そっけなかった。温泉であることをやたら主張しないところが多かった。そこのところは年月を経てもさほど変わっていないようだ。お風呂に一日に何度もつかるというような人は、大韓には似合わないと我々は思う。銭湯にも何度か行ったが、そこらへんは日本とさほどマナーに違いはなかった。ああ、そういえばソウルの大型浴場で何度も何度もからだを洗う青年がいたが、そういう人は日本にももちろんいますね。そいつをちょっとおもしろいな、と思ったのはほとんど湯船に入らなかったからだ。洗って湯で流すと離れたところでボーとしていて何分かするとまた洗い場に来て泡立ててゴシゴシやる、その繰り返し。最終的に湯につかったかどうかは未確認。そういうやつ。

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travel

ROADSIDE CHINA 中国珍奇遊園地紀行 03 広西チワン族自治区(写真・文:関上武司)

大家好!(中国語で皆さん、こんにちは!)軟体トラベラーの関上武司です。中国には5つの自治区がありますが、今回紹介する広西チワン族自治区とは中国最大の少数民族のチワン族(壮族)の原住地で、桂林という有名な観光地があります。2015年12月30日。この日は海南省三亜市から空路で広西チワン族自治区の首府である南寧市で移動。三亜の空港からの便が2時間近く遅れましたが、最近は中国国内を飛行機で移動する際には割と高い確率で遅延が発生するのである程度は覚悟します。冬でも半袖で生活できる三亜から1時間以上移動した南寧市の空港に到着するとかなり肌寒かったので、長袖を着用。

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travel

Back in the ROADSIDE USA 66 Zimmerman Lawn Ornaments, Langworthy, IA

イリノイとの州境に近いアイオワ州東部。ジョーンズ郡の郡庁所在地アナモサからハイウェイ151号線を北上すると、まもなくあらわれるのがラングワーシー。町といっても数ブロックの商店や住宅が集まっている程度だが、町はずれのハイウェイ沿いに突然、スカイブルーのゾウが鼻を振り上げていている。庭の飾りにつかう、大小さまざまのセメント製の彫像や装飾を製造販売するジンマーマン・ローン・オーナメンツだ。

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BOOKS

ROADSIDE LIBRARY vol.005
渋谷残酷劇場(PDFフォーマット)

プロのアーティストではなく、シロウトの手になる、だからこそ純粋な思いがこめられた血みどろの彫刻群。

これまでのロードサイド・ライブラリーと同じくPDF形式で全289ページ(833MB)。展覧会ではコラージュした壁画として展示した、もとの写真280点以上を高解像度で収録。もちろんコピープロテクトなし! そして同じく会場で常時上映中の日本、台湾、タイの動画3本も完全収録しています。DVD-R版については、最近ではもはや家にDVDスロットつきのパソコンがない!というかたもいらっしゃると思うので、パッケージ内には全内容をダウンロードできるQRコードも入れてます。

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ROADSIDE LIBRARY vol.004
TOKYO STYLE(PDFフォーマット)

書籍版では掲載できなかった別カットもほとんどすべて収録してあるので、これは我が家のフィルム収納箱そのものと言ってもいい

電子書籍版『TOKYO STYLE』の最大の特徴は「拡大」にある。キーボードで、あるいは指先でズームアップしてもらえれば、机の上のカセットテープの曲目リストや、本棚に詰め込まれた本の題名もかなりの確度で読み取ることができる。他人の生活を覗き見する楽しみが『TOKYO STYLE』の本質だとすれば、電書版の「拡大」とはその密やかな楽しみを倍加させる「覗き込み」の快感なのだ――どんなに高価で精巧な印刷でも、本のかたちではけっして得ることのできない。

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ROADSIDE LIBRARY vol.003
おんなのアルバム キャバレー・ベラミの踊り子たち(PDFフォーマット)

伝説のグランドキャバレー・ベラミ・・・そのステージを飾った踊り子、芸人たちの写真コレクション・アルバムがついに完成!

かつて日本一の石炭積み出し港だった北九州市若松で、華やかな夜を演出したグランドキャバレー・ベラミ。元従業員寮から発掘された営業用写真、およそ1400枚をすべて高解像度スキャンして掲載しました。データサイズ・約2ギガバイト! メガ・ボリュームのダウンロード版/USB版デジタル写真集です。
ベラミ30年間の歴史をたどる調査資料も完全掲載。さらに写真と共に発掘された当時の8ミリ映像が、動画ファイルとしてご覧いただけます。昭和のキャバレー世界をビジュアルで体感できる、これ以上の画像資料はどこにもないはず! マンボ、ジャズ、ボサノバ、サイケデリック・ロック・・・お好きな音楽をBGMに流しながら、たっぷりお楽しみください。

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ROADSIDE LIBRARY vol.002
LOVE HOTEL(PDFフォーマット)

――ラブホの夢は夜ひらく

新風営法などでいま絶滅の危機に瀕しつつある、遊びごころあふれるラブホテルのインテリアを探し歩き、関東・関西エリア全28軒で撮影した73室! これは「エロの昭和スタイル」だ。もはや存在しないホテル、部屋も数多く収められた貴重なデザイン遺産資料。『秘宝館』と同じく、書籍版よりも大幅にカット数を増やし、オリジナルのフィルム版をデジタル・リマスターした高解像度データで、ディテールの拡大もお楽しみください。
円形ベッド、鏡張りの壁や天井、虹色のシャギー・カーペット・・・日本人の血と吐息を桃色に染めあげる、禁断のインテリアデザイン・エレメントのほとんどすべてが、ここにある!

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ROADSIDE LIBRARY vol.001
秘宝館(PDFフォーマット)

――秘宝よ永遠に

1993年から2015年まで、20年間以上にわたって取材してきた秘宝館。北海道から九州嬉野まで11館の写真を網羅し、書籍版では未収録のカットを大幅に加えた全777ページ、オールカラーの巨大画像資料集。
すべてのカットが拡大に耐えられるよう、777ページページで全1.8ギガのメガ・サイズ電書! 通常の電子書籍よりもはるかに高解像度のデータで、気になるディテールもクローズアップ可能です。
1990年代の撮影はフィルムだったため、今回は掲載するすべてのカットをスキャンし直した「オリジナルからのデジタル・リマスター」。これより詳しい秘宝館の本は存在しません!

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捨てられないTシャツ

70枚のTシャツと、70とおりの物語。
あなたにも〈捨てられないTシャツ〉ありませんか? あるある! と思い浮かんだあなたも、あるかなあと思ったあなたにも読んでほしい。読めば誰もが心に思い当たる「なんだか捨てられないTシャツ」を70枚集めました。そのTシャツと写真に持ち主のエピソードを添えた、今一番おシャレでイケてる(?)“Tシャツ・カタログ"であるとともに、Tシャツという現代の〈戦闘服〉をめぐる“ファッション・ノンフィクション"でもある最強の1冊。 70名それぞれのTシャツにまつわるエピソードは、時に爆笑あり、涙あり、ものすんごーい共感あり……読み出したら止まらない面白さです。

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圏外編集者

編集に「術」なんてない。
珍スポット、独居老人、地方発ヒップホップ、路傍の現代詩、カラオケスナック……。ほかのメディアとはまったく違う視点から、「なんだかわからないけど、気になってしょうがないもの」を追い続ける都築響一が、なぜ、どうやって取材し、本を作ってきたのか。人の忠告なんて聞かず、自分の好奇心だけで道なき道を歩んできた編集者の言葉。
多数決で負ける子たちが、「オトナ」になれないオトナたちが、周回遅れのトップランナーたちが、僕に本をつくらせる。
編集を入り口に、「新しいことをしたい」すべてのひとの心を撃つ一冊。

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ROADSIDE BOOKS
書評2006-2014

こころがかゆいときに読んでください
「書評2006-2014」というサブタイトルのとおり、これは僕にとって『だれも買わない本は、だれかが買わなきゃならないんだ』(2008年)に続く、2冊めの書評集。ほぼ80冊分の書評というか、リポートが収められていて、巻末にはこれまで出してきた自分の本の(編集を担当した作品集などは除く)、ごく短い解題もつけてみた。
このなかの1冊でも2冊でも、みなさんの「こころの奥のかゆみ」をスッとさせてくれたら本望である。

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独居老人スタイル

あえて独居老人でいること。それは老いていくこの国で生きのびるための、きわめて有効なスタイルかもしれない。16人の魅力的な独居老人たちを取材・紹介する。
たとえば20代の読者にとって、50年後の人生は想像しにくいかもしれないけれど、あるのかないのかわからない「老後」のために、いまやりたいことを我慢するほどバカらしいことはない――「年取った若者たち」から、そういうスピリットのカケラだけでも受け取ってもらえたら、なによりうれしい。

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ヒップホップの詩人たち

いちばん刺激的な音楽は路上に落ちている――。
咆哮する現代詩人の肖像。その音楽はストリートに生まれ、東京のメディアを遠く離れた場所から、先鋭的で豊かな世界を作り続けている。さあ出かけよう、日常を抜け出して、魂の叫びに耳を澄ませて――。パイオニアからアンダーグラウンド、気鋭の若手まで、ロングインタビュー&多数のリリックを収録。孤高の言葉を刻むラッパー15人のすべて。

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東京右半分

2012年、東京右傾化宣言!
この都市の、クリエイティブなパワー・バランスは、いま確実に東=右半分に移動しつつある。右曲がりの東京見聞録!
576ページ、図版点数1300点、取材箇所108ヶ所!

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東京スナック飲みある記
ママさんボトル入ります!

東京がひとつの宇宙だとすれば、スナック街はひとつの銀河系だ。
酒がこぼれ、歌が流れ、今夜もたくさんの人生がはじけるだろう、場末のミルキーウェイ。 東京23区に、23のスナック街を見つけて飲み歩く旅。 チドリ足でお付き合いください!

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