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8トラックのエロ 前編

民放FMでなにがきらいかって、いまだにはびこるバイリンガル臭いアナウンサー(と言えばいいのに、ナビゲイターとか自称したり)。でも、もっときらいなのが、あのラジオドラマ仕立てのコマーシャルだ。長くて、気取ってて、くだらなくて、中途半端で、構成作家のしたり顔がうかんできて思わず運転中に暴れたくなるような。いま、『肉の悶え』という世にも不思議なCDを聴きながら、僕はラジオドラマの黄金時代のことを思い出す。映像のともなわない、音声だけのドラマ。声とBGMがつむぎだす、ゆたかな世界のことを。そういえばかつて聞き書きに通った稀代の性豪「安田老人」も、「(性行為を記録した)ビデオより、カセットテープのほうがずっと刺激的です」と言い切っていたっけ。

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8トラックのエロ 後編

『ヒゲの未亡人』なる不思議なユニットを岸野雄一さんと展開するミュージシャン、ゲイリー芦屋さんが甦らせた8トラック・エロテープの奥ヒダ世界を、先週はご紹介した。すでに100本以上のテープを収集してきたゲイリーさんの手元には、手づくりCD-R『肉の悶え』には収録されていないものの、そのジャケット(というかボックス)・デザインだけで溜息連発の、珠玉のコレクションが秘蔵されている。Macもアドービもなかった手描き時代の、無名のデザイン美学を今回はいきなり、たっぷりお見せしよう。ゲイリーさんのご厚意によって先週号にアップしたCD-Rの冒頭部分を、もういちど載せておくので、なるべく大きな音量でプレイしながらの鑑賞をおすすめする!

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石巻のラスタファライ――ちだ原人半生記

石巻ミュージック・シーンの立役者というか、ムードメイカーというか、伝説的存在というか、とにかく石巻の象徴のような存在、それがレゲエ・シンガーである「ちだ原人」だ。そして彼もまた、3.11ですべてを失った被災者のひとりである。これからお送りするのは、この稀有なアーティストの、おそらく初めての包括的なライフ・ヒストリーだ。ものすごくメガ盛りなドレッドヘア、ものすごく日焼けした顔と、うるんだような優しい瞳、夏は半裸体、厳冬期でも足元は素足にゴムゾーリという、いちど見たら忘れられないインパクトを放つ「ちだ原人」は、1958(昭和33)年に石巻市で生まれた。いまも残る生家は日和山(ひよりやま)という小高い丘の麓にあって、周囲を役所の出張所や公民館、学校などに囲まれた、中心部ながら静かな文教地区である。

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民謡酒場のマスター・オブ・セレモニー

浅草、吉原、向島・・・いま都内に3軒ほどしか残っていない「民謡酒場」という存在を教えてくれたのは、山村基毅さんの『民謡酒場という青春―高度経済成長を支えた唄たち―』(ヤマハミュージックメディア)という一冊の本だった。山村さんによれば、昭和30年代からの高度成長期に東京、それもいまはソープ街として知らぬもののない吉原を中心に、数十軒の民謡酒場が盛業していたのだという。わずかに残っている数軒を、僕は山村さんに案内をお願いして訪ね歩き、それは単行本『東京右半分』に収められたが、そのうち亀戸の『斎太郎』はすでに閉店してしまっている。この記事の最後に東京右半分・民謡酒場探訪記の前説を再録しておくが、山村さんとはしごした店でいちばん興味深かったのは、民謡歌手やお客さんたちよりも、司会者の存在だった。

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モッシュピットシティ・ジャカルタ 1

先週はグラフィック・デザイナー佐々木景の作品や、ジャカルタのレトロポップ・スペース「カフェ・モンド」の活動を通して、インドネシアのポップ・カルチャーの片鱗をご紹介した。ちょうど一時帰国中だったカフェ・モンドの泉本さんや景くんから、インドネシアの音楽シーンを教えてもらっていたときのこと、「実はインドネシアって、パンクがすごいんですよ!」と聞いて、びっくりというか耳を疑った。熱帯のインドネシアとパンクス・・・これほど違和感に満ちた組み合わせがあるだろうか。去年12月5日号で紹介した、メキシコシティのゴスをはるかに超えた、それは解剖台の上のミシンと蝙蝠傘の出会いのようにシュールなミスマッチに思えた。

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モッシュピットシティ・ジャカルタ 2

パンクミュージックによって人生を導かれてきた、フォトジャーナリストの中西あゆみさん。2005年、ひょんなきっかけからジャカルタのパンク・シーンと出会う。運命を悟った彼女は約3年にわたって困難を極めながら、いちおうの取材を終了。しかし「まだ先になにかある」という直感に導かれ、インドネシア最大のパンク・バンドであり、パンク・コミューンでもある「マージナル」の核心に踏み込んでいく。2007年、いまから6年前のことだった。あゆみさんのインドネシア・パンクをめぐる旅の後編は、南ジャカルタにあるマージナルのアジト「タリンバビ」に招かれた日から始まる。

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踏まれるの待っていたライムが肩に手を回したろ?――「三島a.k.a.潮フェッショナル」というリアル

少し前にNHKの短歌番組に、歌人の斉藤斎藤さんが呼んでくれた。番組で紹介したいラップの曲があればということで、『銀舎利』を前もって推薦。そうしたら担当ディレクターから電話がかかってきて、「三島の赤潮さんから放送の許可をもらえました!」と言われ、しばし絶句・・・もちろんそれは『銀舎利』のラッパー「三島a.k.a.潮フェッショナル」のことだった。「三島」という名前だけではエゴ・サーチしてもなかなか出てこない、インパクトのある芸名をと考えたときに、「潮吹かせるのが得意だから」潮フェッショナルとみずから名づけたという三島a.k.a.潮フェッショナル。2013年7月にリリースされたデビュー・アルバム『ナリモノイリ』で、おそらく去年もっとも話題になったラッパーでありながら、その人となりはクラブに足繁く通うひと握りのファン以外に、まだあまり知られていない。

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奇跡の農民楽隊 1

去年インターFMで「ROADSIDE RADIO」という深夜番組をやっていたときに、いちばん取り上げてみたかったのが「北村大沢楽隊」という宮城県石巻のブラスバンドだった。創立が大正14年(89年前!)、その時点で5人のメンバーの平均年齢が80歳近いという、日本最古にして最強の農民ブラバンだった。2005年にリリースされた唯一のCD『疾風怒濤』で、とてつもないサウンドに衝撃を受けた方もいらっしゃるだろう。カウントもなければ出だしもバラバラ、チューニングも合ってない。おもな活動の舞台は演奏会のステージではなく運動会の、徒競走の伴走。そんな農民楽隊がぶっ放す、おそるべき土着のグルーヴ。それは「ブラスバンドのシャグズ」とでも言うべき破壊力で、僕もCDを一聴、いきなりトリコになった。

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奇跡の農民楽隊 2(奥中康人)

先週に続いて静岡文化芸術大学・文化政策学部准教授の奥中康人さんによる、北村大沢楽隊のフィールドワーク後編をお届けする。昨年8月30日に逝去された楽隊長・渡辺喜一さんへの貴重なインタビューも含む貴重なリサーチ。じっくりお楽しみいただきたい。

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浜松、ラッパ吹きの祝日 前編 ――Bugler's Holiday in Hamamatsu――(奥中康人)

どこの神社仏閣が主催するわけでもない、都市型の祭りである浜松まつりでは、凧揚げともうひとつ「ラッパを吹きまくる」という、他の祭りではなかなか見ることのない風習が定着している。それは浜松市民にとっては、毎年見聞きする日常のひとコマなのだが、他地方から見るとかなりの驚き。ローカルな音楽文化として、いつかきちんと紹介してみたいと思っていたら、以前に本メルマガで石巻の農民楽団・北村大沢楽隊をリポートしていただいた奥中康人さん(静岡文化芸術大学准教授)が、浜松における祭りラッパの研究を続けるとともに、みずからも一員となって練習に余年のない日々と聞き、さっそくリポートをお願いした。

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辺境のグルーヴ、共産テクノ!

本業は硬派の出版社で編集者を勤めつつ、「珍書プロデューサー」としてもマニアックな書籍をリリースしてきたハマザキさんは、みずから自費出版社「パブリブ」も立ち上げていて、すでにその第一弾として昨年『デスメタル・アフリカ』を刊行しているが、そのパブリブから「今月(2016年3月)に出版する新刊がこれです!」と手渡されたのが『共産テクノ ソ連編』。アフリカのデスメタルの次は、ソ連(ロシアですらなく)のテクノ・・・どれだけケモノ道に分け入っていくつもりだろう。著者の四方宏明(しかた・ひろあき)は序文で「共産テクノ」というものを、「冷戦時代にソ連を中心とした共産主義陣営で作られていたテクノポップ~ニューウェイブ系の音楽」と定義しているが、これはもちろん四方さん自身による造語。日本や欧米の占有物というイメージが圧倒的に強いテクノポップ~ニューウェイブが、共産主義陣営にも存在したという事実すら、これまでほとんど知られてこなかったし、海外を含めてそれらが書籍としてまとめられたこともかつてなかったそう。つまりこれもまた「類書なし」の孤独なトップランナーなのだった。

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浜松の演歌王・佐伯一郎物語[前編]

始まりは『ドントパスミーバイ』というラジオ番組だった。根本敬x湯浅学という、商業放送にはあまりに危険な組み合わせによる、めちゃくちゃな(ほんとうに!)番組が2010年の3ヶ月間だけインターFMで放送されていた(もちろん1クールで終了)。そのゲストに呼ばれたときに、スタジオに入っていったらかかっていたのが、「用心棒」という謎の3人組スキンヘッド親父が歌う『MAMA・・・』。それは「都築さんならこの曲だと思って」と説明された曲だったが、どう見ても聴いても、ルックスが似てること以外に共通点はない気がした。それから月日が経ち・・・本メルマガでこれまで浜松祭りのラッパや、宮城の北村大沢楽隊について書いてくれた、静岡文化芸術大学の奥中康人さんと話していたときのこと。「浜松にはこんな演歌の先生がいて、歌謡塾も開いてるんです・・」と、侠気あふれるシングル盤を目の前に積み上げてくれて、そこには「佐伯一郎」という名前が大書されていたのだが、その中になんと「用心棒」のCDシングルも混じっていた。そうか、これも「音楽都市」浜松が生んだ歌だったのか!

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浜松の演歌王・佐伯一郎物語[後編]

浜松が生んだ偉大な「歌う作曲家」、佐伯一郎。苦難に満ちた少年時代から紆余曲折を経て、1973年にデビューアルバム『逢いたかったぜ』を吹き込み、大ヒットとなったのが36歳のときだった。しかしそこで東京に活動の舞台を移さず、あえて故郷・浜松で音楽活動を続けることを選ぶ。それが浜松ローカルの「歌う作曲家」、佐伯一郎の本格的な始まりとなったまでを先週はお話しした。『逢いたかったぜ』のヒットに先立つ1965年、佐伯さんは市内元浜町に「佐伯一郎音楽事務所」を設立。多くの門弟を育てつつ、オリジナル曲も数多く生み出していく。この時期、名盤解放同盟ファンにはおなじみのマリア四郎にも楽曲を提供しているが、やはり特筆すべきはまず『情熱の波止場』『男ブルース/女ブルース』など、青山ミチに提供した曲が挙げられる。

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欧州生まれの日本育ち、ユーロビートという「帰国音楽」

日曜夜9時の六本木。30年前は十数軒のディスコがひしめきあっていたブロックも、いまは手持ちぶさたな黒人客引きばかりが目立つ。カラオケボックスや相席居酒屋が入る飲食ビルにマハラジャ六本木が「復活」したのは2010年のこと。今夜はそのマハラジャで月イチの定例イベント「SEF DELUXE」が開かれている。SEFとは「スーパー・ユーロ・フラッシュ」の略。エイベックスからいまだに新譜リリースが続いている奇跡のご長寿シリーズ『SUPER EUROBEAT』をかけながら踊りまくるという、オールドスクールにしてダイハードなダンスシーンが、こんな場所で生き残っていたのだった!

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妄想カセットテープ・デイズ――「もしカセットテープでリリースされていたら?」 そんな妄想に突き動かされ、365日、この世には存在しない妄想カセットテープを作り続ける男が長崎にいた!(文:薮下“YABBY”晃正)

飲み屋のテーブルに、大きな紙袋いっぱいのカセットテープが広がっていた。手に取るとそれは生テープではなくて、ちゃんとラベルや、開けてみれば曲名リストまでついているのだったが、かぎりなく商品っぽいようでいて、なにか微妙な違和感が漂っている。ああ、こんなのもカセットになってたんだと思うが、これ本物?と疑う気持ちもあり、でも自分がコレクターではないだけに断言できず、見るほどにわけがわからなくなっていく。ロシアの市場で「ルーマニア盤のビートルズ・ラブソング集」という謎の2枚組LPを見せられたときのように。テーブルの向こうでニコニコしている男性が、そのカセットの持ち主であり、作り手でもあった。納富健さんは長崎の地でひとり、こんなふうに「あってもおかしくないけれど、実は存在しない」カセットテープを黙々と作りつづけている。「妄想カセット」と仮に名づけたその膨大な作品群を、早くから注目してきた音楽プロデューサーで、ダブDJとしても知られる薮下“YABBY”晃正さんに、今週はたっぷり紹介していただく!

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ROADSIDE SONGS vol. 01 湯浅学&チプルソ 報告

記念すべき第1回に出演してくれたのは、音楽評論家でもある湯浅学、そして先月の『夜露死苦現代詩2.0』で取り上げた大阪のラッパー「チプルソ」。自主制作によるファースト・アルバム『一人宇宙』を出したばかりのニュー・アーティストですが、すでに新潮のサイト で、名曲『I LOVE ME』を聴いて涙したひともいるのでは。ふだんは大阪をベースに活動しているので、東京でライブを体験できる貴重なチャンスでした。

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ウィークエンド・ハードコア

11月7日配信の041号で告知した、新雑誌『実話レイジ』でスタートした連載『Weekend Hardcore ― 週末ハードコア』。仕事を持ちながらハードコア・バンドを続けている「永遠のロック少年少女」たちを訪ね歩く企画でしたが・・・なんと『レイジ』が1号で休刊決定! 昔は「三号雑誌」という、その名のとおり3冊で消えてしまう雑誌のことを揶揄する言葉でしたが、最近はたった1冊で休刊なんですねえ・・・世知辛すぎ。僕が創刊まもないPOPEYE編集部で働き出したころ、編集長から聞いたのは、「いまは売れなくてもいいから、思いっきりやればいいんだ、社長も『1年は待つから』と言ってくれてる」と、僕ら若手編集者を思い思いの方向に突っ走らせてくれたものでした。

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ROADSIDE MUSIC 醤油味のファンクネス――OLH(元・面影ラッキーホール)ライブを2セット配信!

「好きな男の名前腕にコンパスの針で書いた」「あたしゆうべHしないで寝ちゃってごめんね」「あんなに反対してたお義父さんにビールをつがれて」「パチンコやってる間に産まれて間もない娘を車の中で死なせた・・・夏」「ラブホチェックアウト後の朝マック」・・・曲名を並べてみるだけで、サバービア・フレイバーの邦画を見ている気にさせてくれる、それがOLH(元・面影ラッキーホール)の音楽だ。それは紡木たく(ホットロード)の叙情でもなければ、真鍋昌平(闇金ウシジマくん)の絶望でもない。酎ハイの甘さと涙の塩味の混じった、どうしようもなく下らなくて、愛おしくてリアルな人生のカケラだ。

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高校生ラップ選手権の衝撃

いまから少し前、『ヒップホップの詩人たち』を書くために集中的に日本語ラップを聴いていたころ。たくさんのラッパーの作品をチェックしているうちに、だんだんとスキルやテクニックや楽曲の完成度よりも、「これを言わずには生きていけない!」というような初期衝動のほとばしりに惹きつけられるようになっていった。胸の奥の黒いカタマリや、どうしようもない自己顕示欲や、妄想や悲しみや喜びや、そういうすべての感情がぶつかり合う場としてのステージに、『高校生ラップ選手権』があるのをご存知だろうか。

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PUNK NOT DEAD――ジャカルタ・パンク来襲!

昨年9月11日号、18日号の2週にわたってお届けした『モッシュピットシティ・ジャカルタ』は、中西あゆみというひとりの日本人ジャーナリストが、文字どおり人生を賭けて追い求めるインドネシア・ジャカルタのパンク・シーンを伝える、熱いリポートだった。若いころにパンク・キッズだったであろう何人もの読者から、「あれ読んで泣いちゃった」と言われて、僕も感無量だった。あのときたった2日間上映された中西さんのドキュメンタリー映画『マージナル=ジャカルタ・パンク』が、さらにアップデートされて、この5~6月にかけてついに渋谷アップリンクで上映決定。

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ROADSIDE MUSIC 三村京子

すごく不思議にブルージーな歌詞を、すごく深いブルージーな声で、すごくしっかりしたフォーク・ブルージーなギターに乗せて歌う、ぜんぜんブルージーじゃなくて可愛らしい容姿の女性アーティスト、三村京子。今週のロードサイド・ミュージックはここ4年近く活動を休止していた彼女が、友人の穂高亜希子とジョイントで4月1日に高円寺・円盤で開催したばかりのライブ音源をお届けする。早稲田大学在学中の2005年にファーストアルバム『三毛猫色の煙を吐いてあなたは暮らすけど 私は真夜中過ぎの月の青さのような味の珈琲を一杯』を発表、三村さんはいきなり注目を集め、2008年には『東京では少女歌手なんて』、2010年に3枚目の『みんなを屋根に』を発表後、活動を休止していた。

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浜松、ラッパ吹きの祝日 後編――Bugler's Holiday in Hamamatsu――(奥中康人)

先週に続いてお送りする、浜松まつりとラッパの物語。毎年ゴールデンウィークに開催される、浜松市民以外にはほとんど知られていない、しかし浜松市民にはこよなく愛されてきたローカル・カルチャーの、ひとつの完成形である。静岡文化芸術大学の奥中康人さんによる渾身のリポート、その後編をお楽しみください。

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旅姿浪曲娘――港家小柳一代記

先週告知した「浪曲DOMMUNE vol.2」は、いよいよ本日(10月14日)配信! そして6月の第1回と同じく当夜のトリを勤めていただく、今年が芸歴70周年(!)の港家小柳師匠を追ったドキュメンタリー『港家小柳 IN-TUNE』は、来週19日から渋谷アップリンクで上映開始。ベテラン浪曲ファンはもちろん、先のDOMMUNEで「明治が生んだ最強のハードコア・ストリートラップ」ともいえる浪曲の魅力に打ちのめされた初心者ファンも、今月はあらためて小柳師匠の、88歳とはとうてい信じられない、恐ろしいほどエネルギッシュな芸に酔いしれていただきたい。70年におよぶ芸歴を誇りながら、港家小柳の浪曲はかつて、それほど東京や大阪の浪曲ファンになじみのあるものではなかった。ドキュメンタリーが撮影された去年の浅草木馬亭における舞台が、「芸歴69年にして初の独演会」だったという事実が、それを如実に示している。

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いまのブルース――三村京子、5年ぶりの新譜を聴く

北京の空のように息苦しいライブハウスで2時間立ちっぱなしが辛い年齢になっても、やっぱりライブ通いをやめられないのは、CDや配信の音源だけではとうていつかめない、生音の吸引力がそこにあるからだ。今週、来週と2回にわけて、いますごく気になっている、そしてぜひライブを体験してもらいたいアーティストを紹介したい。偶然だけど、ふたりとも独自の歌とギター・ワークが沁み入る女性歌手/ギタリストである。今週はまず、三村京子さんから。

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新連載! マージナル・パラダイス 01 世界のエアロビクス音楽を巡ってみた(文:四方宏明)

今年3月9日号で紹介した希少な音楽書『共産テクノ ソ連編』の著者・四方宏明(しかた・ひろあき)さん。インタビューさせていただいたときに、「このあとソ連以外の共産圏や、さらにいろんな辺境に音楽を探しに行くつもり!」というので、それならぜひとお願いして、「世界のマージナルな音楽コレクション」を紹介していただくことにした。そして届いた第1回目のテーマが「世界のエアロビクス音楽」! たしかにマージナル! いったいどんな音楽なのか、一緒にじっくり拝聴してみよう。

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IDOL DOMMUNE ―― 地下アイドルとヲタのプラトニック恋愛譚

2月9日に配信されたDOMMUNEスナック芸術丸「IDOL STYLE連載30回突破記念/ヲタの細道」、楽しんでいただけたろうか。アイドル雑誌「EX大衆」での連載が30回を超えた記念番組だったが、その前回のユーロビートほどではないにしろ、地下アイドル、それもアイドルよりもヲタに焦点を当てた2時間。音楽にシビアなDOMMUNEの視聴者がどれだけついてきてくれるのか不安だったが、結果としてはかなり盛り上がってもらえたようで、ひと安心。今週は例によってDOMMUNEのご厚意により、再視聴リンクをプレゼントする。後半のベルリンからのDJタイムを含め5時間強。メルマガ読者限定なので、ひそやかに、たっぷりお楽しみいただきたい。

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ROADSIDE RADIO ギャーテーズ降臨!

ロードサイド・ラジオ、先週日曜日にはその前の『爆音クラシック=爆クラ』から180度路線変更、フリー・インプロビゼーション・バンドの雄「ギャーテーズ」のライブをお送りしました。ギャーテーズの音楽がラジオで放送されること自体、ものすごく異例だと思いますが、1時間まるごとライブの実況は・・・奇跡じゃないかと、自分で言うのもなんですが・・・。ギャーテーズは10人前後の編成によるバンドですが、そのフロントをつとめるふたりのボーカルと、ライブではそのすぐ後ろで縦笛を吹きつづける3人が障害者。そのバックを手練のプロ・ミュージシャンが固めるという、なかなか他に類を見ないユニークなバンドです。

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ROADSIDE RADIO 2週連続で三上寛!

インターFM史上で早くも、もっともビザールなプログラムとなりつつある「ROADSIDE RADIO」。先週の障害者ツインボーカル・インプロビゼーション・バンド「ギャーテーズ」に続いて、さきおとといの日曜は三上寛のライブをお送りしました。しかも番組内で話したとおり、こんどの日曜日も続けて三上寛! しかも通常のオリジナル曲を歌うライブではなく、演歌のカラオケ・ライブ! こんなこと許されるのでしょうか・・・いつまでも(笑)。自分でもやっててドキドキしてます。

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ROADSIDE RADIO 三上寛、カラオケを唄う!

5日に続いて、12日の「ROADSIDE RADIO」では三上寛特集。それも三上さんが好きな演歌を選んでカラオケで歌い、そのあいまに僕が三上さんにいろいろ話を聞くという、奇跡的なプログラムをお送りしました。日曜深夜とはいえ、FM局で1時間、カラオケで番組をつくっちゃうなんて、放送史上でもマレなんじゃないでしょうか。舞台となったのは西荻窪のファンキーでサイケデリックなバー『ゼン・プッシー』。その店名でイカレ度がすでに察せられますが、三上さんはこの店でもう何十回もライブを開いてきた、常連スター。しかしさすがにカラオケでステージを務めるのは初めてでしょうし、お客さんの手拍子に乗って歌うのも初めてだったかも! 笑

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ROADSIDE RADIO フィールド・レコーディング特集

いつもはレコーダー片手に、ライブハウスやクラブで録ってきた音源を紹介しているロードサイド・ラジオですが、今回は珍しくスタジオからお送りしました。しかしその内容は、「フィールド・レコーディングの極北」とでもいうべき、ビザールなアウトサイダー・ミュージックのセレクション。楽しんでいただけたでしょうか。放送した曲目は:『トランジスタ・レイディオ』 ボンゴ・ジョー/『イン・ドア・ウェイ』 ムーン・ドッグ/『製糸小唄』 里 国隆/『トゥン・クイン・サンライズ』 タイ・エレファント・オーケストラ/『ジーザス・ブラッド・ネヴァー・フェイルド・ミー』 ギャヴィン・ブライアース

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ROADSIDE RADIO FREEDOMMUNE サウンド・ドキュメンタリー!

先週日曜のロードサイド・ラジオでは、前週7月13日に幕張メッセで開催されたばかりの「FREEDOMMUNE ZERO 2013」の模様を、ドキュメンタリー仕立てでお送りしました。もうDOMMUNEについて説明する必要はないでしょうが、スタートした2010年の翌夏、東日本大震災の復興支援イベントとして第1回が予定されていましたが(そういえば地震のあった3月11日は、僕の『スナック芸術丸』が配信予定だったのでした・・)、会場の川崎・東扇島東公園がとてつもない集中豪雨に襲われて急遽中止。翌2012年には幕張メッセに場所を移して無事に開催。僕も『スナック芸術丸・特別編』として、映画監督・大根仁さんをお招きして深夜のトークをやらせてもらいました。

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ROADSIDE RADIO ちあきなおみ特集・前編

2週にわたった友川カズキのライブに続いて、先週日曜日のロードサイド・ラジオでは、ちあきなおみを特集しました。この番組はなるべくライブにでかけ、その録音をお届けしたいので、すでに歌うことを止めて20年以上がたち、いまや伝説と化した彼女の新しいコンサートは存在しません。やむをえずCDやレコードでお送りしましたが、いざ構成してみるとあまりに紹介したい曲が多く! 前半・後半にわけてこんどの日曜日も「ちあきなおみ特集・後編」をお送りする予定です。

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ROADSIDE RADIO ちあきなおみ特集・後編

2週にわたる、いわば「もうひとつのちあきなおみ」特集。先週は1977年に友川カズキがちあきなおみのために書いた名曲『夜へ急ぐ人』から始まって、ジャズやロックやシャンソンやファドを歌い、そうして88年にリリースした演歌の新曲『紅とんぼ』で、11年ぶりに紅白歌合戦に出場するまでをお送りしました。先週の放送後は思いがけず、たくさんのツイートをいただいたのですが、そのなかで「喝采はかけないのか」という悲鳴のようなコメントがけっこうあって・・今週の放送はちあきなおみ特集後編をお送りする前に、まずは彼女の代表曲中の代表曲「喝采」を聴いてもらうことにしました。

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ROADSIDE RADIO:早川義夫ソロ・ライブ

先週のロードサイド・ラジオは、7月28日に神田の試聴室という小さなライブ・スペースで開かれたばかりの、早川義夫さんのソロ・ライブをお送りしました。ピアノ1台の弾き語り、休憩を挟んでアンコールまで22曲が披露されたうち、14曲を放送することができました。早川さんはジャックスの時代から現在のソロ活動まで、僕がもっとも尊敬するミュージシャンのひとりなので、この番組で取り上げられることはすごくうれしいというか、光栄です。

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ROADSIDE RADIO:B.I.G. JOE

先週8日深夜のROADSIDE RADIOでは、8月9日に中野のライブハウスHEAVYSICK ZEROで開催された、B.I.G. JOEのライブをお送りしました。東京のハードコア関係には絶大な支持を得てきたヘヴィシックの、11周年アニバーサリーを兼ねて開かれたこのライブは、今年3月に発表された4枚目のソロアルバム『HEARTBEAT』をひっさげた、長期全国ツアーの一環でもあります。THA BLUE HERBのILL-BOSSTINOとともに、北海道のヒップホップ・シーンの立役者として長く知られてきたB.I.G. JOEは1975(昭和50)年、札幌に生まれました。

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倉地久美夫@東京キネマ倶楽部

今年4月から毎週お送りしてきたインターFM・ROADSIDE RADIOが、10月いっぱいで終了してしまうのにかわって、これからは本メルマガをプラットフォームに、なかなかマスメディアに乗りにくい良質の音楽を、写真とテキストと音声ファイルという形で配信していくことにしました。9月18日号で告知した東京の音楽イベント「サウンド・ライブ・トーキョー」。すでに原宿VACANTにおける「松崎順一+嶺川貴子 ラジカセ・メロトロン化計画」のサワリをご覧いただきましたが、今週はその第一弾として、10月4日に鶯谷・東京キネマ倶楽部で行われた「倉地久美夫+マヘル・シャラル・ハシュ・バズ」から、倉地久美夫さんのステージを約50分間の音声ファイルでお届けします!

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ROADSIDE MUSIC 浜田真理子 ライブ@渋谷WWW

もともとこの「ロードサイド・ミュージック」は、去年インターFMで持っていた番組「ロードサイド・ラジオ」のために録音した音源を聴いてもらうために始めたのでしたが、メルマガ100号となる今週は記念として、このコーナーのための新録音! 昨年11月20日に渋谷WWWで開催された、浜田真理子の『Touch My Piano with 浜田真理子』から、コンサートの前半をノーカットでお送りできることになりました。当日の演奏は今年の5月ごろにライブアルバムとして発表される予定なので、今回お届けするのは僕が客席の隅で録音したものではありますが、CD発売前の特別公開ということになります。浜田さんはじめ、関係者の皆様のご理解とご協力に深く感謝します。

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ROADISIDE MUSIC パスカルズ・ライブ@CAY

今週のロードサイド・ミュージックは3月19日に開催されたばかりの、パスカルズのステージをお送りする。前半、後半、アンコールまで含めて2時間以上の長いステージから、パスカルズ自身によって選ばれた8曲、50分弱の演奏をたっぷりお楽しみいただきたい。

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ROADSIDE MUSIC 石橋英子 バンド+ソロ、2本立て!

今週のロードサイダーズ・ミュージックは石橋英子のライブをお届けします。ジム・オルーク(元Sonic Youth)などと組んだバンド「石橋英子 with もう死んだ人たち」による去年11月22日、六本木SuperDeluxでの演奏から6曲(約47分)。そして今年2月26日に渋谷WWWで開かれた「Touch My Piano vol.05 高木正勝/石橋英子」から、68分あまりのピアノ・ソロ・ライブを丸ごとという、豪華2本立てです!

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ROADSIDE MUSIC tamamix

気合いを込めて、というよりも肩の力の抜けた演奏のほうが似合う楽器、というのは世の中にあまりなくて、ウクレレはそういう珍しい楽器だ。そこが歌うことに似ていたりもする。ジェイク・シマブクロみたいな超絶技巧もいいけれど、リラックスしたウクレレと、リラックスした歌。これほど相性のいいマッチングって、なかなかない。そういうリラックスの境地に遊べるひとは、自分の生活もリラックスできてるんだろうな~と思わせるイメージがあって、目の前のステージでウクレレをポロンポロンしながら「おれのあん娘はタバコが好きで いつもプカプカプカ~」なんて気持ちよさそうに歌ってる彼女は、まさしくそんな良性の脱力感を全身から漂わせているのだが、しかし曲と曲間のトークでは「とんでもない年上男との恋」とか、「悲惨なバイト生活」とか「野良犬との山小屋生活」とか「不倫で奥さんに乗り込まれ」とか、とうていリラックスできない逸話がさらりと披露されて、彼女の奏でる音楽と、見た目と、語られる人生のあまりのギャップに引きずり込まれて・・・気がつけばトリコになっている。tamamix(タマミックス)とはそういう、可愛らしい顔した魔性のミュージシャンだ。

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歌うマトリョーシカ——マンダリン・エレクトロンの挑戦

何百、何千の市民がラッパを吹きまくりながら街なかを行進する「浜松まつり」を、今年7月のロードサイダーズ・ウィークリーでは2週にわたって紹介した。「音楽のまち」をウリにしながら、行政からは完全に無視されつつ、しかしストリートでは異様な盛り上がりを見せるそのありさまに、音楽の持つちからをあらためて実感させられたが、浜松にはもうひとつ、以前から取り上げてみたかった音楽シーンがあった。日本に数少ないテルミン奏者・竹内正実ひきいる「マンダリン・エレクトロン」である。

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UNO――たったひとつの音楽に向かって

ロックやブルースを何十年も聴いているオヤジたちが、いまいちばん熱くなっているのが22歳のアーティスト、Rei(レイ)だろう。目を閉じて聴いたら熟練のエレクトリック・ブルースマンにしか思えない華やかな、しかも強烈なアタックのギターを弾くRei。歌に耳を澄ませば、完璧な日本語をしゃべるアメリカ人のような、英語と日本語、ふたつのネイティブ・ランゲージを自然に組み合わせたリリックを書いて、歌うRei。まだ2枚のミニアルバムしか発表していないのに、これだけみんなをゾワゾワさせているRei。なんなんだろう、この子!?

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追悼、チャック・ベリー

3月18日午後1時26分、ミズーリ州セントルイスの郊外、セントチャールズでチャック・ベリーが亡くなった。享年90歳の大往生だった。 死去の知らせはすでにニュースでご存じだろうが、本メルマガでは2014年に「音楽に呼ばれて」という連載がスタートした。アメリカ各地のロックにまつわる場所を訪れて撮影した写真に、音楽評論家の湯浅学さんが文章を書いてくれるセットだったが、その連載の第1回目がチャック・ベリーの生家のあった通りを訪れた記事だった。連載のほうは残念ながら、なかなか2回目以降が掲載できずにいるのだが、チャック・ベリーの死去に際して、ここに記事を再掲載させていただく。ロックンロールの創始者に、謹んで哀悼を捧げつつ。

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Inter FM「ROADSIDE RADIO」田我流、そしてこんどの日曜日はイースタンユース!

先週日曜日から始まった「都築響一 ROADSIDE RADIO」。聴いていただけたでしょうか。インターFMという東京ローカル局、しかも日曜深夜12時半から1時半までという時間帯にもかかわらず、圏外からもRADIKOやLISMO WAVEといったアプリで聴いたというメッセージをたくさんいただきました。どうもありがとう! 記念すべき第1回めの放送は、3月2日に渋谷クアトロで開催された「極東最前線」から、田我流のステージを時間いっぱい、たっぷりお送りしました。『ヒップホップの詩人たち』にも登場してもらった日本語ラップの新鋭ですが、そのステージの熱さに、びっくりされた方も多いかと。

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Inter FM「ROADSIDE RADIO」、蓄音機で爆クラ!

ヒップホップの田我流、ロックのイースタンユースと続いてきたインターFM『ROADSIDE RADIO』のフィールドレコーディング・シリーズ。21日深夜の第3回では趣向、というかジャンル一転、クラシックの世界をお送りしました。『蓄音機に溺レテ、ハマれ』――2011年から六本木のライブスペース「音楽実験室・新世界」を舞台に、もう2年間も満員御礼を続けている人気イベント『爆クラ』の、今月9日に開催されたばかりの第21夜です。爆クラ、とはその名のとおり爆音クラシック。コンサートホールではなくライブハウスで、クラブ仕様のサウンドシステムでクラシックの名曲を堪能しようという、すばらしくマニアックな人気イベントです。

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ROADSIDE RADIO 大阪のラッパーと高知のブルースマン

5月20日の「ロードサイド・ラジオ」では大阪のラッパー、チプルソのライブをお送りしました。『ヒップホップの詩人たち』でも取り上げた新進気鋭の、そしてかなり異質なラッパーです。記事のためにインタビューしたときはまだアルバムが、それも自主制作で1枚あっただけでしたが、今回は2枚目のアルバム・リリースを記念しての「リリパ」――去る4月5日に大阪心斎橋・アメ村のクラブ・クラッパーで行われたばかりのステージを録音してきました。

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ROADSIDE RADIO 渋さ知らズで2週間、仏恥義理!

毎回毎回、僕が好きなミュージシャンのライブを1時間もオンエアするという、ありがたい贅沢をさせてもらってるロードサイド・ラジオですが、出演してもらうミュージシャンを選ぶ基準というのは、「知られてないけど、こんなすごいひとがいる」というレア感よりも、むしろ「こんなにみんな好きなのに、どうしてラジオやテレビで聴けないんだろう」という疑問というか、焦燥感をまず基準にしています。僕らが聴きたい音楽と、業界が僕らに聴かせたい音楽がものすごくちがってしまっているところに、今日の音楽業界の根本的な問題があるわけですが(それは音楽に限らないけれど)、そういう意味で日本のみならず、世界的なレベルでものすごく人気があるのに、めったにマスメディアに乗ってこない音楽。その代表が「渋さ知らズ・オーケストラ」ではないでしょうか。

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ROADSIDE RADIO 倉地久美夫@高円寺円盤

6月16日深夜のROADSIDE RADIOでは、福岡県甘木(現・朝倉市)在住の倉地久美夫さんのライブをお送りしました。録音させてもらったのは6月8日、高円寺のレコード/CDショップ円盤でのステージ。いかに「録って出し」か、おわかりかと・・・汗。2週間続けて渋さ知らズ・オーケストラの熱いライブのあとの、うってかわってアコースティックな世界。倉地久美夫さんはギターを持った吟遊詩人と形容したい、なんともユニークなミュージシャンです。一昨年、『庭にお願い』という倉地久美夫さんを追ったドキュメンタリー映画が公開されたので、ライブは見たことなくても名前は知ってる、という方も多いかもしれません。倉地久美夫さんは1964年、福岡県の甘木市で生まれて、いまも市内に住んで活動しています。

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ROADSIDE RADIO アーティスツ・チョイス特集

6月30日深夜のロードサイド・ラジオは、『アーティスツ・チョイス』という変わったシリーズのCDをまとめて紹介しました。文藝春秋が社が2000年に発刊した月刊誌『TITLE』のために、僕はその創刊号から2007年まで丸7年間にわたって、『珍世界紀行 アメリカ裏街道を行く』という長期連載をやりました。終わったあと、間もなく雑誌も休刊となってしまい・・・僕のせいじゃないと思いたいです(笑)。のちにそれは『ROADSIDE USA』という分厚い単行本になったものの、連載時にものすごい経費を負担したにもかかわらず、版元は文藝春秋でなくASPECTだった・・・というところに、文藝春秋のこの企画への複雑な思いが反映されてるのかも(笑)。

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ROADSIDE RADIO こだま和文 with DJ YABBY

7月7日のロードサイド・ラジオは、スタジオからライブハウスのフロアに戻って、六本木「音楽実験室・新世界」におけるライブ「こだま和文 from DUB STATION@新世界 vol.8 6.29 MU-SICな日」と題された、6月29日のステージをお送りしました。7日の七夕は、その前にDOMMUNE女将劇場があったので、続けて両方視聴してくれた方もたくさんいらっしゃったそう。長時間のお付き合い、ありがとうございました! ちなみに「MU-SICな日」とは、「6(ム)月29(ジ・ク)日」だから・・・。

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ROADSIDE RADIO コラアゲンはいごうまん・ラジオ独演会!

お聞きいただいた方も多いでしょうが、14日深夜の「都築響一 ROADSIDE RADIO」は、コラアゲンはいごうまんのひとりドキュメンタリー漫談を1時間! お送りしました。それも7月6日に開催した本メルマガ・オフ会で披露したばかりのネタを、その場で録音、録って出しで放送。NHKの落語名人会とかはともかく、民放FMで芸人のトークを、ぜんぜん音楽もかけずに1時間流すなんて、アリでしょうか・・・笑。最初で最後、にならないといいですが・・・。これだけリスキーな企画、コラアゲンさんにとっても公共放送でこんなに長時間フィーチャーされるのは初めてだろうから、最初は定番ネタで、とも考えましたが、ふたりで打ち合わせたときに、どうせなら新ネタでやろうと決定。今回の岡山ネタふたつ

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ROADSIDE RADIO 2週連続、友川カズキ!

ROADSIDE RADIOでは7月28日と8月4日の2回にわたって、友川カズキさんのステージをお届けしました。7月8日に高円寺ショーボートで行われたソロ・ライブ、14日に碑文谷アピア40で開催された、こちらは永畑雅人さんのピアノ、アコーディオンと、石塚俊明さんのドラムスを加えたバンドセット。ふたつのワンマンライブを、2枚組のLPのように構成してみました。今夜が1枚めのA面、B面、来週が2枚目のA面、B面だと思っていただければよろしいかと・・。

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ニューヨーク80年代を新潟で!

夏・・・野外フェスの季節だ。第1回フジロック・フェスが開催された1997年もいまや遠い昔。数えきれないほどの野外フェスが開かれ、「高い洋服は買わないけど、アウトドア用品にはカネを惜しまない」若者がこれほど増えると、当時だれが予測しえたろうか。今年もこのメルマガで紹介したいフェスはいろいろありすぎて困ってしまうが、個人的に推したいのが新潟県津南で今月19~21日の3日間にわたって開かれる『rural 2014』。国内外から多数のミュージシャンが参加予定だが、中でも注目すべきが『IKE YARD / BLACK RAIN』という、メンバーの重なるふたつのユニットである。

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ROADSIDE MUSIC:初音階段/非常階段・完全版配信!

10月30日のお知らせに書いたように、インターFM・ROADSIDE RADIOが終了してしまったので、新たな音楽リポートのプラットフォームとして、ROADSIDE MUSICという連載を始めました。すでにその第1回として088号で倉地久美夫さんの新録音・音源をお届けしましたが、そうした新ネタとともに、ラジオのために録音させてもらった音源を、アーティストの許可をいただけたものから再配信することにしました。ラジオでは1時間の枠に収めるためにカットを余儀なくされましたが(ナレーションなどあるので音楽は50分そこそこ)、今回はノーカットの完全版! ナレーションは入りませんが、いっしょにリポートのテキストと写真をご覧いただけたら、いっそう臨場感が高まるかと。

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ROADSIDE MUSIC:あらかじめ決められた恋人たちへ・リミックス完全版!

インターFM・ROADSIDE RADIOの終了にともなってスタートした、新たな音楽ドキュメンタリーのプラットフォーム ROADSIDE MUSIC。先週は初音階段/非常階段を62分30秒のノーカット完全版でお届けしましたが、今週聴いていただくのは、10月13日にラジオ放送したばかりの「あらかじめ決められた恋人たちへ」。ニューアルバム『DOCUMENT』の先行リリース・ライブとして、9月4日に下北沢シェルターで開催された人数限定の轟音ライブを、アンコールまで含めて1時間23分のノーカット完全版で。

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ROADSIDE MUSIC:イースタンユース、極東最前線89・完全版!

インターFM・ROADSIDE RADIOの終了にともなってスタートした、新たな音楽ドキュメンタリーのプラットフォーム ROADSIDE MUSIC。先週は「あらかじめ決められた恋人たちへ」をお届けしましたが、今週は今年3月2日に渋谷クアトロで開催された『極東最前線89~mockingbird wish me luck~』から、イースタンユースのライブをノーカット完全版でお送りします! 当日のゲスト・ライブだった田我流も、まもなくお届けできるはず。お楽しみにお待ちください。

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ROADSIDE MUSIC:DJ CASIN「ヒップホップの詩人たち」ミックス!

ヒップホップのミックスCDが好きなひとなら、DJ CASINの名前をご存知だろうか。DJ CASINは仙台をベースに、コンスタントなペースで独自のミックスCDを発信し続けるDJであり、ビートメイカーである。そのDJ CASINと初めて会ったのは、今年2月のこと。『ヒップホップの詩人たち』発売を記念して、仙台のクラブ・パンゲアで開かれたトーク&ライブ・イベントで、書籍で取り上げたラッパー15人の音源だけを使用したDJプレイを、1時間にわたって繰り広げてくれたのだ。

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ROADSIDE MUSIC チプルソ降臨!

今年5月20日のインターFM・ロードサイドラジオで放送した、2枚目のアルバム・リリースを記念しての「リリパ」――去る4月5日に大阪心斎橋・アメ村のクラブ・クラッパーで行われたステージ。1時間の放送ではカットしなければならなかったぶんを、今回はノーカット完全版。フリースタイル・マイクリレーとなったアンコールまでの1時間10分にわたるステージを、まるごと聴いていただきます。数々のマイクバトルでも圧倒的な実力を披露してきたチプルソの、CDとはまたちがう、ナマの息づかいがダイレクトに伝わってくるロングセットのライブ。たっぷりお楽しみください!

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ROADSIDE MUSIC:アシッド・マザーズ・テンプル

先週土曜日(12月15日)は僕が大好きなバンド「アシッド・マザーズ・テンプル(AMT)」のファンにとって楽しみな、年にいちどの恒例「AMT祭り」が名古屋のライブハウス得三で開催され、僕も行く気マンマンだったのに、どうしても時間が空かずに涙のリタイア。屈辱の土曜日になってしまいました。そのかわりと言ってはなんですが、今週のロードサイド・ミュージックでは、去る10月6日にインターFM・ロードサイドラジオで放送したばかりの、8月24日に秋葉原グッドマンで開催されたAMTのライブをお届けします。1時間のラジオ番組では3曲、それも最後はフェイドアウトを余儀なくされましたが、今回は2回のアンコールを含めた全2時間35の熱演を、ノーカットでお送りします! 2時間半でもぜんぶで7曲ですが・・・。

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ROADSIDE MUSIC 友川カズキの夜

2014年最初のロードサイド・ミュージックは友川カズキをお送りします! 去年7月28日と8月4日の2週にわたって、インターFM・ロードサイドラジオで放送した録音のうち、7月14日に碑文谷アピア40で開催された永畑雅人さんのピアノ、アコーディオンと、石塚俊明さんのドラムスを加えたバンドセットのステージを、今回はノンストップ完全版でお届けします。休憩を挟んで2時間15分あまり、ライブ盤ではなかなか味わえないトークの妙とあわせ、存分にお楽しみください。

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ROADSIDE MUSIC 高知のブルースマン・藤島晃一!

昨年5月26日のインターFM「ロードサイド・ラジオ」でライブを放送、本メルマガでも6月5日号と12日号の2週にわたって、本拠地である高知県本山町の訪問記をお届けした、高知のブルースマン・藤島晃一。1月22日というから、ちょうどきょう! なんとP-VINEから初のベスト盤『通り過ぎれば風の詩』がリリースされることになった。これまでのアルバムはすべて自主制作だったため、入手が難しいものもあったが、とりあえずベスト盤に収録される14曲については、ずっと聴きやすくなるはず。本メルマガで紹介したアーティストで、自主制作からP-VINEでの再発になったものとしては、富山のブルースマン・W.C.カラスに続く快挙。こういうふうに地方で地道な活動を続ける、日本語でブルースを歌うシンガーたちが、全国的なレベルで脚光を浴びるようになるのは、いちファンとしてもすごくうれしい。

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ROADSIDE MUSIC 友川カズキ@小岩BUSHBASH 後半

先週にひきつづいて、今週のROADSIDE MUSICは2月28日に小岩BUSHBASHで行われた友川カズキのライブ後半をお届けします。3年ぶりになるニューアルバム『復讐バーボン』を1月30日にリリースして以来、各地でライブを続行中の友川さん。後半では新譜のタイトル曲からステージが始まり、いつものように・・・と思いきや、「今年はすすめられて、若いころにつくった曲を積極的にやっていこうかと」というトークに場内騒然! その言葉どおり、長く友川カズキを聴き続けているファンからも「オオッ」という声がしばしばあがる選曲で、素晴らしく熱のこもったパフォーマンスになりました。

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新連載! 音楽に呼ばれて(湯浅学)

いまはもう存在しない文藝春秋社の月刊誌『TITLE』で、2000年の創刊号から2007年まで連載した『珍世界紀行 アメリカ裏街道を行く』は、2010年に『ROADSIDE USA』という分厚い単行本にまとめることができたが(TITLEのほうは連載終了後ほどなく休刊・・・自分のせいじゃないと信じたい)、丸7年間にわたってアメリカの隅々、というか隅っこばかりを走り回りながら、ときどき寄り道してはブルースやロックの記念碑的なスポットを探してみるのが、密かな楽しみのひとつだった。そこで撮った写真は連載記事にも、単行本にも収められることなく、単行本宣伝用ツイッター・アカウントで一瞬発表したのみ。いつかなんとかしようと思うまま時が過ぎてしまったが、このたび敬愛する音楽評論家&ミュージシャンの湯浅学さんがテキストを書いてくれることになった。

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ROADSIDE MUSIC 日本語でも英語でも、神様は泣いていた!

このメルマガの読者で、みどり◯みきさんを知らない方はすでにいらっしゃらないだろう。ライブのお知らせ、トークでのフィーチャーなど、ことあるごとに見てもらっている、インディーズ演歌歌手の女王である。告知コーナーで紹介してきたように、今年に入ってから2月と3月の2回、みどりさんのステージを見ることができた。2月2日にはみどりさんの地元である足立区の、北千住で開催されたイベント『千住ミュージックホール 第3回 サンローゼ・魅惑の駅前歌謡ショー』。そして今月3月6日、なかのの小さなホールにインディーズ演歌歌手たちが集った『2014 FM茶笛歌謡寄席』。

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ROADSIDE MUSIC 外道

久しぶりにお送りするロードサイド・ミュージックは日本の誇るロックンロール&ブルースバンド、外道! 今月7日(本日!)発売になるニューアルバム『Rocking THE BLUES』を記念して、昨年(2014)8月28日に渋谷クロコダイルでのライブ、前半後半からアンコールまで1時間58分のステージを、まるごと聴いていただく! 往年のロックファンなら知らぬもののない外道は、1973年結成。翌74年にファースト・アルバム『外道』を発表以来、解散と再結成を繰り返しながら、すでに活動42年目に突入。日本屈指の現役ロック・バンドだ。

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浪曲DOMMUNE、購読者限定再配信!

さる6月1日にDOMMUNEで生配信された「めくるめく浪曲の世界 ~ 黄泉がえれ、肉声の黄金郷」。おそらくDOMMUNEで初めての伝統邦楽、おそらく平均年齢最年長のゲスト、と異例ずくめの内容でしたが、思いがけない反響が開始直後からツイートラインを埋め、関係者一同驚愕・歓喜でした。「見逃して涙」「再配信熱望!」などというコメントをずいぶんいただきましたが、DOMMUNEのご厚意により、ロードサイダーズ・ウィークリー購読者限定で、当日の番組をいち早く、フルで再配信いたします。宇川さん、どうもありがとう!

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めくるめくお色気レコジャケ宇宙

ずっと昔に連載していたというだけで、いまも毎週送ってくれる週刊『SPA!』で、みうらじゅん&リリー・フランキーさんの「グラビアン魂」を眺めながら、ふと思う・・どうして自分はこういうグラビアアイドルに惹かれないのだろうと。それはたぶん、「幸薄く見えない」からだ。見事な身体に、見事な顔面。極小水着を食い込ませようが、縄で縛られようが、彼女たちはすべてのカットで自信にあふれ、鼻息荒くページをめくる男性読者を上から見下ろす。その行く手に、とりあえずこれから数年は立ちふさがるなにものもない(ように見える)グラビアアイドルたちに、不幸な陰はひとかけらもない。それが僕を萎えさせる。「爆音カラオケ」でおなじみの西麻布・新世界を会場に、今年5月13日に『目眩くナレーション・レコードの世界』というマニアックなイベントを開催した。いったい何人来てくれるのだろうと心配だったが、ロードサイダーズ読者も何人か参加していただき、意外なほどの盛り上がり。予想以上に楽しいイベントだったので調子に乗って(!)、来たる7月29日に早くも第2回めを開催することに決定。

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アイドルというパンクス――おやすみホログラム@新宿ロフト観戦記

西新宿にオープンしたのが1976年。99年に歌舞伎町に移転して、来年で40周年を迎える新宿ロフト。東京を代表するロック系ライブハウスであることは言うまでもないが、その新宿ロフトでいま、いちばん頻繁に出演しているのがハードコアパンクバンドの・・・ではなくてアイドルユニットの「おやすみホログラム」であることを、ご存知だろうか。先月の告知で紹介したとおり、雑誌『EX大衆』の連載「IDOL SYLE」で、この二人組ユニットのひとり・望月かなみるちゃんを取り上げたので、見てくれたかたもいらっしゃるだろう(もうひとりは八月ちゃん)。

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サラヴァ・レーベルの50年

『男と女』の監督はクロード・ルルーシュだが、これはピエール・バルーの映画でもある。そしてそのピエール・バルーが1966年に創設した、ヨーロッパ最古のインディーズ・レーベル「サラヴァ」が今年で50周年を迎え、先週まで渋谷アツコ・バルーで記念展を開いていたのは、Facebookページで告知させてもらったとおり。アツコ・バルーはこの夏に『神は局部に宿る』展を開かせてもらったギャラリーだが、オーナーのアツコ・バルーさんはピエール・バルーの奥様でもある(ついでに僕の中学の同級生!)。その展覧会は1960年代からの貴重なオリジナル写真やアルバムジャケット、テキスト資料が惜しげもなく、しかも壁面に無造作に飾られて、そこに手書きポストイットが貼られるという・・・サンパティックにもほどがある!スタイルで展示されてて、こういうところがいかにもサラヴァっぽいというか、フランス的なヒップという感じだった。

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Inter FM「ROADSIDE RADIO」、イースタンユース熱演!

先々週日曜日から始まった「都築響一 ROADSIDE RADIO」。先週は渋谷クアトロ「極東最前線」から、イースタンユースのライブをたっぷりお送りしました。聴いていただけたでしょうか。インターFMという東京ローカル局、しかも日曜深夜12時半から1時半までという時間帯にもかかわらず、圏外からもRADIKOやLISMO WAVEといったアプリで聴いたというメッセージをたくさんいただきました。どうもありがとう! イースタンユースは1988年、札幌で結成。ということは今年が25周年なんですよね・・すごい。デビュー・アルバムの『EAST END LAND』を発表したのが1989年。そして最新作が2012年9月、15枚目の『叙景ゼロ番地』。そのあいだ吉野寿(帯広出身・ギター、ボイス)、二宮友和(宇和島出身・ベース)、田森篤哉(礼文島出身・ドラムス)のスリーピース、最小編成にいささかのブレもないまま、ここまで走ってきたそのエネルギーと持続力には、ただ頭がさがるのみです。

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ROADSIDE RADIO 緊急特集 追悼・藤圭子

9月1日のロードサイドラジオでは、予定を変更して藤圭子の特集をお送りしました。御存知のとおり先週8月22日に、藤圭子さんが亡くなりました。62歳、これからまだまだという年齢でした。死亡のニュースが流れた直後から、テレビでも新聞でも雑誌でも、こころない報道がめちゃくちゃに垂れ流されています。飛び降りた場所の、コンクリートの地面をアップで撮ったり、ベランダの図解をしてみたり、いっしょにだれがいたとか、娘が葬儀に姿を見せたとか見せなかったとか・・そんなことにいったいなんの意味があるんでしょうか。

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ROADSIDE RADIO:yumbo+北村大沢楽隊

15日のROADSIDE RADIOは仙台のyumboと、石巻の北村大沢楽隊という、ビザールで楽しいカップリングをお送りしました。どちらも30分弱だったので、正直聴き足りない! という思いのリスナーも多かったでしょうが、まあふたつとも公共放送ではほとんどかかることのありえないバンドなので、ご容赦ください。yumboは8月16日に代官山のライブハウス「晴れたら空に豆まいて」における、パスカルズとのライブからの録音を。北村大沢楽隊のほうは、実はこの番組で取り上げたいとずっと思っていたのですが、後述する理由で録音ができず、1枚だけリリースされたCDから選んでオンエアしました。

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ROADSIDE RADIO:EGO-WRAPPIN'

9月22日のインターFM・ROADSIDE RADIOは、8月11日に大阪城野外音楽堂で開催されたエゴラッピンの単独ライブ「EGO-WRAPPIN' AND THE GOSSIP OF JAXXによる夏の野外ワンマン“Dance, Dance, Dance ~あなたとマリアージュ~”」をお送りしました。毎夏、東京日比谷野音でのライブが恒例になっているエゴラッピン。今年からホームグランドである大阪でも、リクエストに応えて「夏野外」を開くようになったということです。これまで半年あまりにわたってお送りしてきたロードサイド・ラジオの番組でも、もしかしたらいちばんメジャーかもしれないエゴラッピン。

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ROADSIDE RADIO:コージー大内&W.C.カラス

先週日曜日のインターFM・ロードサイドラジオでは、コージー大内とW.C.カラスという、ふたりのブルース・シンガーを取り上げました。実は最近、ブルース・ファンのあいだで「弁ブルース」という言葉が広まっているのですが、これはいろいろな地方に住むミュージシャンたちが、自分たちの地方の言葉で歌おうという動きで、もちろんそのおおもとは憂歌団などの関西ブルースマンたちにあるのですけれど、いまではさまざまな場所で、さまざまな言葉で、日本のブルースが歌われれるようになってきました。

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ROADSIDE RADIO:アシッド・マザーズ・テンプル

10月6日のインターFM・ロードサイドラジオは、アシッド・マザーズ・テンプルの、8月24日に秋葉原グッドマンで開催されたライブをお届けしました。熱狂の1時間、聴いていただけたでしょうか。アシッド・マザーズ・テンプル、略称AMTは、日本では知る人ぞ知るという感じかもしれないですが、ヨーロッパ、アメリカでは数多くの熱狂的なファンに支えられてきた、ほんとうにビッグな老舗サイケデリック・ロックバンドです。

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ROADSIDE RADIO あらかじめ決められた恋人たちへ

10月13日のロードサイド・ラジオは「叙情派轟音インスト・ダブ・ユニット」あらかじめ決められた恋人たちへ(通称「あら恋」)のライブを、1時間ノンストップでお送りしました! 9月11日に発売されたニューアルバム『DOCUMENT』の先行リリース・ライブとして、9月4日に下北沢シェルターで開催された、人数限定の轟音ライブ。人気絶頂の「あら恋」としては小さすぎるキャパのライブハウスという感じなので、もちろん超満員のお客さんたちの熱狂ぶりは、それはすさまじいいものがありました。

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時代遅れの歌姫に――渚ようこDVDと記念リサイタル

歌謡曲が好きで渚ようこの名前を知らないひとはいないと思うが、彼女の歌をどう位置づけたらいいのか、よくわからないでいるひとも少なくない気がする。年齢不詳の歌謡曲歌手で、ゴールデン街のバーのママ。その醸しだすムードも、歌の世界もいまから40年以上前の歌謡曲全盛期、というか歌謡曲がダメになっていく直前の爛熟期を、意図的に再現したものばかり。『愛の化石』時代の浅丘ルリ子からちあきなおみ、GSまで、彼女はひたすら時の流れをむりやり遡っているようだ。クレイジーケンバンドや大西ユカリのような、「過去のスタイルを武器にした現代の音」を生み出そうなどという気が、彼女にはハナからないんじゃないかという気すらしてくる――もちろん僕だけの思い込みだろうが。

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ROADSIDE MUSIC:コージー大内&W.C.カラス

今年最後のロードサイド・ミュージックは、クリスマスにふさわしく(?)、日本語ブルースの2本立てをお送りします。登場いただくのはコージー大内とW.C.カラスという、ふたりのブルース・シンガー。今年9月29日のインターFMロードサイド・ラジオで放送した音源の、ノーカット完全版です。10月2日号のメルマガで配信した記事に、最新情報など書き足したものを以下につけておきますので、よかったら記事を読みつつ、バーボンロックも飲みつつ、ぜんぶで1時間8分強、どろどろに濃い弁ブルースの世界を、大掃除なんて忘れてどっぷりお楽しみください!

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DOMMUNE 弘田三枝子特集、ノーカットで再配信!

先週2月5日のDOMMUNEスナック芸術丸『めくるめく弘田三枝子的宇宙』、ご視聴いただけたでしょうか。僕にとっては長年の憧れのアーティストを、自分の番組に迎えられるというだけで至上の喜びでした。弘田三枝子さんにとっても、ふだんは長年のファンたちに囲まれた小さなサークルの中で活動しているだけに、これまでとはまったく異質のメディアでの2時間にわたるアピアランスが、ミコさんを知らない世代にその存在と実力を知らしめる、いい機会になったのではと思います。

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ROADSIDE MUSIC 友川カズキ@小岩BUSHBASH

今週のROADSIDE MUSICは友川カズキのライブをお届けします。先週、2月28日に小岩BUSHBASHで行われたばかりのステージの前半後半を、今週と来週にわけてお送りする特別配信です。このコーナーで友川さんを取り上げるのは今年1月8日配信号に続いて2度目になります。3年ぶりになるニューアルバム『復讐バーボン』を1月30日にリリースして以来、各地でライブを続行中の友川さん。共演ミュージシャンがあったり、バンド編成であったり、そのときどきでいろいろなセットが組まれていますが、今回の小岩ではまったくのソロ。ギターだけを相手に、前半後半あわせて2時間以上の熱演を披露してくれました。

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音楽に呼ばれて vol.2 Corner of Hillcrest Avenue & Bartlett Street, Macon, Georgia(湯浅学)

世界最強のギターバンド、オールマン・ブラザーズ・バンドのデュアン・"スカイドッグ“・オールマンは、傑作アルバム『アット・フィルモア・イースト』を発表した直後の1971年10月29日、ジョージア州メイコン郊外の交差点でバイク事故により亡くなった。ヒルクレスト・アヴェニューとバートレット・ストリートの交差点で、目の前で曲がろうとしたトラックをよけきれず、彼の愛車ハーレー・ダヴィッドソン・スポーツスターはクラッシュ。デュアンは即死だった。もうすぐ25歳の誕生日を迎えるという日の、あまりに悲劇的な死だった。その翌年の19972年11月11日には、その交差点からわずか3ブロックしか離れていない交差点で、今度はベースギターのベリー・オークリーもバイク事故で亡くなってしまう。いま、デュアンが命を落とした交差点には、碑銘のひとつすら残されていない。

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ROADSIDE MUSIC こだま和文

去年7月にインターFM『ROADSIDE RADIO』で放送、メルマガでも紹介した日本ダブ界の最重鎮・こだま和文。今年が「ダブ生活30周年」!だそうで、記念のロングインタビュー集『いつの日かダブトランぺッターと呼ばれるようになった』が刊行されることになりました。こだまさんは音楽もさることながら、エッセイもすごく独特な味があって、さらりとしているようで熱くもあり、脱力しているようで硬派でもあり、音楽と同じく重層的な魅力があります。新刊発売を記念して、今週は去年7月7日にラジオで放送したライブの、前半後半あわせて2時間にわたるステージを、ノーカット完全版で配信します! メルマガでの解説も再掲載しておきますので、爆音で和風ダブの音塊に浸りながら、読んでいただけたらうれしいです!

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特別公開・友川カズキの酔眼レコメンリスト

1月27日、渋谷タワーレコードにて『友川カズキ独白録—生きてみるって言ってみろ—』発刊記念のトーク&ライブで、友川さんとトークをさせてもらいました。来てくれたみなさん、どうもありがとう! どれくらい来るのか・・・とスタッフも心配顔でしたが、蓋を開けてみれば立ち見ありの満員御礼。仕事を急いで終えて駆けつけてくれたひともいたでしょう、ご参加感謝します。イベントの場で参加特典として配布されたのが、「友川カズキの酔眼レコメンリスト」という4つ折りのリーフレット。片面が「私を“犯した”15冊の書籍」、もう片面が「私を“冒した”15枚の音盤」というわけで、15の本とレコードをコメントとともに掲載した、すごく読み応えのあるリストでした。

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結成20周年、ギャーテーズ東大五月祭に降臨!

2014年はいちどしかライブを開かなかったギャーテーズが、今年初めてのライブを今週日曜日(5月17日)、東大五月祭で披露する。大編成のバンドであること、メンバーが施設に暮らしたり、別の仕事をしながら音楽活動をしていたりと、めったにライブの機会がないギャーテーズだけに、今回のライブは「知る人ぞ知る」存在だった奇跡のバンドを生で体験できる、貴重な場となる。今回は2013年に放送したライブ音源をたっぷりお聴きいただくとともに、ギャーテーズの活動にずっと寄り添い、記録を続けてきたAV監督・菅原養史さんに、ギャーテーズという稀有なバンドと、そのリーダーである大龍さんの波瀾万丈の歴史をひもとく文章を書き下ろしていただいた。

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ありがとう、グレン・フライ(文:室矢憲治)

室矢憲治(むろや・けんじ)さんと出会ったのは僕がまだPOPEYE編集部にいたころだから、もう40年ほども前になる。室矢さんは僕より少し上の世代になるが、当時から「ムロケン」と呼ばれていて、その飄々とした佇まいと、西海岸のヒッピー・カルチャーを漂わせる風貌で、年齢不詳の魅力をふりまいていた。もうまもなく、このメルマガで室矢さんが体験してきた個人的なアメリカン・ロック・ヒストリー『Rockin' Golden Road ムロケンロールな日々』を短期集中連載していただく。お父さんが外交官だったおかげで少年時代をニューヨークで過ごし、1965年のビートルス初USAライブ、ニューポート・フォークフェスティバルのボブ・ディラン「ロック転向ライブ」、そしてウッドストックまで、歴史的な現場に立ち会った、もしかしたら唯一の日本人である室矢さん。アカデミックな「ロック研究」とは別次元の、パーソナルな変革の歴史を追体験していただきたい。今週は「ムロケンロールな日々」の序章として、今年1月18日に67歳で亡くなったイーグルスのグレン・フライを追悼するエッセイを寄稿いただいた。

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DOMMUNE「スナック芸術丸」、過去3回分を読者限定公開!

いまや番組配信だけにとどまらず、高速・光インターネットサービスまでも開始、3000番組/5000時間/100テラバイトにおよぶ番組アーカイブの開放に着手したDOMMUNE。開局時の5年半前から「スナック芸術丸」も、そのささやかな一画で遊ばせてもらってるわけですが、今回はロードサイダーズ・ウィークリー購読者限定で、過去3回のプログラムを限定公開してくれました。宇川くん、ありがとう!

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森山直太朗『嗚呼』

ふだんは取材する相手も、お仕事いただく相手もインディーズというか地下というか、日の当たりにくい場所で活動するひとばかりだけれど、珍しくメジャーな企画に参加しました。森山直太朗の1年半ぶりになるオリジナルアルバム『嗚呼』のジャケットとリーフレット撮影です。森山さんの曲は好きだし、スナックでもよく聴くけれど、声かけてもらえたのにはびっくり。で、最近撮っている写真をいくつかお見せしたら、「これで行きたいです」と即決したのが、なんと「おかんアート」! 本気か・・・笑。

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ROADSIDE RADIO 渋谷毅ピアノ・ソロ

10月20日、冷たい雨の夜にぴったりのピアノ・ソロをロードサイド・ラジオではお送りしました。日本のジャズ・ピアノ界を代表する渋谷毅さんのライブです。この番組でストレートなジャズを選んだことはなかったので、珍しいチョイスではありましたが、1939(昭和14)年生まれという渋谷さんは、もうすぐ74歳という大ベテラン。ゴリゴリのコンテンポラリー・ジャズとは一味も二味もちがう、さまざまな要素をさらりと融合させた、しっとりと静かで、さらりと豊かな音楽を奏でてくれます。

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電子たくあんの夜

このメルマガが始まって間もない、2012年4月4日号で初めて紹介した、福岡県大牟田市のノイズバンド「電子たくあん」を覚えてらっしゃるだろうか。当時、高校2年生だった驚異のドラマー・村里杏をフィーチャーした電子たくあんは、そのあとも幾度か記事に取り上げたり、DOMMUNEスナック芸術丸にも出演してもらった。あれからもう4年、現在も電子たくあんは活動継続中だ。村里杏ちゃんは他にもさまざまなユニットに参加したり、ソロ・ライブもやったりと、相変わらずエネルギッシュなプレイを続けている。

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BOOKS

ROADSIDE LIBRARY vol.004
TOKYO STYLE(PDFフォーマット)

書籍版では掲載できなかった別カットもほとんどすべて収録してあるので、これは我が家のフィルム収納箱そのものと言ってもいい

電子書籍版『TOKYO STYLE』の最大の特徴は「拡大」にある。キーボードで、あるいは指先でズームアップしてもらえれば、机の上のカセットテープの曲目リストや、本棚に詰め込まれた本の題名もかなりの確度で読み取ることができる。他人の生活を覗き見する楽しみが『TOKYO STYLE』の本質だとすれば、電書版の「拡大」とはその密やかな楽しみを倍加させる「覗き込み」の快感なのだ――どんなに高価で精巧な印刷でも、本のかたちではけっして得ることのできない。

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ROADSIDE LIBRARY vol.003
おんなのアルバム キャバレー・ベラミの踊り子たち(PDFフォーマット)

伝説のグランドキャバレー・ベラミ・・・そのステージを飾った踊り子、芸人たちの写真コレクション・アルバムがついに完成!

かつて日本一の石炭積み出し港だった北九州市若松で、華やかな夜を演出したグランドキャバレー・ベラミ。元従業員寮から発掘された営業用写真、およそ1400枚をすべて高解像度スキャンして掲載しました。データサイズ・約2ギガバイト! メガ・ボリュームのダウンロード版/USB版デジタル写真集です。
ベラミ30年間の歴史をたどる調査資料も完全掲載。さらに写真と共に発掘された当時の8ミリ映像が、動画ファイルとしてご覧いただけます。昭和のキャバレー世界をビジュアルで体感できる、これ以上の画像資料はどこにもないはず! マンボ、ジャズ、ボサノバ、サイケデリック・ロック・・・お好きな音楽をBGMに流しながら、たっぷりお楽しみください。

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ROADSIDE LIBRARY vol.002
LOVE HOTEL(PDFフォーマット)

――ラブホの夢は夜ひらく

新風営法などでいま絶滅の危機に瀕しつつある、遊びごころあふれるラブホテルのインテリアを探し歩き、関東・関西エリア全28軒で撮影した73室! これは「エロの昭和スタイル」だ。もはや存在しないホテル、部屋も数多く収められた貴重なデザイン遺産資料。『秘宝館』と同じく、書籍版よりも大幅にカット数を増やし、オリジナルのフィルム版をデジタル・リマスターした高解像度データで、ディテールの拡大もお楽しみください。
円形ベッド、鏡張りの壁や天井、虹色のシャギー・カーペット・・・日本人の血と吐息を桃色に染めあげる、禁断のインテリアデザイン・エレメントのほとんどすべてが、ここにある!

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ROADSIDE LIBRARY vol.001
秘宝館(PDFフォーマット)

――秘宝よ永遠に

1993年から2015年まで、20年間以上にわたって取材してきた秘宝館。北海道から九州嬉野まで11館の写真を網羅し、書籍版では未収録のカットを大幅に加えた全777ページ、オールカラーの巨大画像資料集。
すべてのカットが拡大に耐えられるよう、777ページページで全1.8ギガのメガ・サイズ電書! 通常の電子書籍よりもはるかに高解像度のデータで、気になるディテールもクローズアップ可能です。
1990年代の撮影はフィルムだったため、今回は掲載するすべてのカットをスキャンし直した「オリジナルからのデジタル・リマスター」。これより詳しい秘宝館の本は存在しません!

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捨てられないTシャツ

70枚のTシャツと、70とおりの物語。
あなたにも〈捨てられないTシャツ〉ありませんか? あるある! と思い浮かんだあなたも、あるかなあと思ったあなたにも読んでほしい。読めば誰もが心に思い当たる「なんだか捨てられないTシャツ」を70枚集めました。そのTシャツと写真に持ち主のエピソードを添えた、今一番おシャレでイケてる(?)“Tシャツ・カタログ"であるとともに、Tシャツという現代の〈戦闘服〉をめぐる“ファッション・ノンフィクション"でもある最強の1冊。 70名それぞれのTシャツにまつわるエピソードは、時に爆笑あり、涙あり、ものすんごーい共感あり……読み出したら止まらない面白さです。

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圏外編集者

編集に「術」なんてない。
珍スポット、独居老人、地方発ヒップホップ、路傍の現代詩、カラオケスナック……。ほかのメディアとはまったく違う視点から、「なんだかわからないけど、気になってしょうがないもの」を追い続ける都築響一が、なぜ、どうやって取材し、本を作ってきたのか。人の忠告なんて聞かず、自分の好奇心だけで道なき道を歩んできた編集者の言葉。
多数決で負ける子たちが、「オトナ」になれないオトナたちが、周回遅れのトップランナーたちが、僕に本をつくらせる。
編集を入り口に、「新しいことをしたい」すべてのひとの心を撃つ一冊。

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ROADSIDE BOOKS
書評2006-2014

こころがかゆいときに読んでください
「書評2006-2014」というサブタイトルのとおり、これは僕にとって『だれも買わない本は、だれかが買わなきゃならないんだ』(2008年)に続く、2冊めの書評集。ほぼ80冊分の書評というか、リポートが収められていて、巻末にはこれまで出してきた自分の本の(編集を担当した作品集などは除く)、ごく短い解題もつけてみた。
このなかの1冊でも2冊でも、みなさんの「こころの奥のかゆみ」をスッとさせてくれたら本望である。

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独居老人スタイル

あえて独居老人でいること。それは老いていくこの国で生きのびるための、きわめて有効なスタイルかもしれない。16人の魅力的な独居老人たちを取材・紹介する。
たとえば20代の読者にとって、50年後の人生は想像しにくいかもしれないけれど、あるのかないのかわからない「老後」のために、いまやりたいことを我慢するほどバカらしいことはない――「年取った若者たち」から、そういうスピリットのカケラだけでも受け取ってもらえたら、なによりうれしい。

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ヒップホップの詩人たち

いちばん刺激的な音楽は路上に落ちている――。
咆哮する現代詩人の肖像。その音楽はストリートに生まれ、東京のメディアを遠く離れた場所から、先鋭的で豊かな世界を作り続けている。さあ出かけよう、日常を抜け出して、魂の叫びに耳を澄ませて――。パイオニアからアンダーグラウンド、気鋭の若手まで、ロングインタビュー&多数のリリックを収録。孤高の言葉を刻むラッパー15人のすべて。

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東京右半分

2012年、東京右傾化宣言!
この都市の、クリエイティブなパワー・バランスは、いま確実に東=右半分に移動しつつある。右曲がりの東京見聞録!
576ページ、図版点数1300点、取材箇所108ヶ所!

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東京スナック飲みある記
ママさんボトル入ります!

東京がひとつの宇宙だとすれば、スナック街はひとつの銀河系だ。
酒がこぼれ、歌が流れ、今夜もたくさんの人生がはじけるだろう、場末のミルキーウェイ。 東京23区に、23のスナック街を見つけて飲み歩く旅。 チドリ足でお付き合いください!

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